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デフ・ヴォイス 創元推理文庫

丸山正樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488422240
ISBN 10 : 4488422241
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

元埼玉県警の事務員だった荒井尚人は、再就職も決まらず、アルバイトで深夜帯の警備員をする日々。子供の頃から、ろうの家族と聴者との間で通訳をこなしてきた荒井は、やむをえず手話通訳士の資格を取得する。手話通訳の仕事をスタートさせた最中、警察事務員時代にかかわった事件の被害者の息子が殺害される。容疑者として浮かび上がったのが、あの事件で逮捕されたろう者だった‥‥。ドラマ化で話題沸騰中の〈デフ・ヴォイス〉シリーズ第一弾を創元推理文庫版で贈る。

【著者紹介】
丸山正樹 : 1961年東京都生まれ。早稲田大学卒。シナリオライターとして活躍ののち、2011年、松本清張賞に投じた『デフ・ヴォイス』でデビュー。21年『ワンダフル・ライフ』で読書メーターOF THE YEAR 2021に選ばれる。22年『龍の耳を君に』が第17回酒飲み書店員大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • タルシル📖ヨムノスキー

    少し前にこのシリーズの4作目が文庫化されたのを知り手に取ったものの、第1作目を読んだのが3年前ということで、登場人物や諸々の設定など忘れてしまっていた部分が多くあって、これを機に再読を決意。そしてどうせ読むならと新しく出たこの創元推理文庫版を再読することにしました。読みながら改めてこの物語の深さを再認識しました。いわゆる障害者の家族の中で育った唯一の健常者、主人公である荒井の孤独感。多分こんな気持ちを掬い上げた物語は、これまでなかったのではないかと思います。もちろん手話にたくさんの種類があることなども。

  • 雪だるま

    読みたいと思いながらなぜか読まずにいた本。ミステリーだと思っていなかったので驚いたけれど面白かった。手話にも種類があるとは知らなかったです。人によって使いやすさや使いにくさがあったり、考え方の対立があったり、聴者との壁みたいなものも複雑なんですね。コーダという言葉は聴覚に障害を持つ親を持つ子供という認識しかなかったけれど、思った以上に大変で複雑な思いをしながら生きてきたんですね。ドラマ化されてたのは知らなかったですが観てみたいです。

  • のりのり🍳ぽんこつ2𝒏𝒅

    創元社文庫版として改訂されたので、既読の文春文庫版と比較しながら再読した。こういう読み方をしたのは初めて。主に“聴こえ”に関連する名称について細かくとても丁寧に手が加えられているのが分かった。また、荒井や周りの人との手話のやり取りも、わずかに語尾に変化が見られ、それぞれの言葉尻から受ける印象に僅かな差があるが、もちろん物語そのものには影響は無い。とてもいい手話通訳士を見つけたことに嬉しがる益岡の様子がより分かるシチュエーションに書き換えられているところ等、よりピントが合って場面が見えてくる感じがした。

  • おさと

    音のない理髪店を読んだばかりだったので、手話とか「ろう」についての新たな知識がまた増えた。まだまだ知らない世界がたくさんある。続きも読みたい。

  • Madeleine

    創元推理文庫版が出たので再読。元警官でコーダの荒井さん。中年の不器用なおっちゃんが、手話通訳士として出会う人々に真摯に向き合う姿に惹き込まれる。 過去と現在を繋ぐ事件の真実に、親目線で胸が痛んだ。選んだ道は間違っていたけれど、家族を想う姿に心があたたかくなる。人に勧めたくなる作品。

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