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アリの巣をめぐる冒険 昆虫分類学の果てなき世界 幻冬舎新書

丸山宗利

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344987289
ISBN 10 : 4344987284
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

アリに乗る! 餌をねだる!! アリを食べる!!!  

アリの巣の居候、
キミらは一体何者だ?アリの行列をじっと眺めていると、アリ以外の生き物が何食わぬ顔で混じっていることがある。アリの巣にはさまざまな昆虫が居候しているのだ。そんな好蟻性昆虫に魅せられて、昆虫分類学の見地から研究を続ける著者。居候たちの正体とは? どんな目的で棲んでいる? アリはなぜ居候を追い払わないのか? そこには驚くほど多様な、虫たちの生存戦略があった。まだ誰も見たことのないすごい虫を見つけたい――世界中の森の地面に這いつくばって挑んだ汗と忍耐と興奮の冒険を、若き昆虫学者が綴った名著の新装版。

【著者紹介】
丸山宗利 : 1974年生まれ、東京都出身。北海道大学大学院農学研究科博士課程修了。博士(農学)。国立科学博物館、フィールド自然史博物館(シカゴ)研究員を経て2008年より九州大学総合研究博物館助教、17年より准教授。アリやシロアリと共生する昆虫を専門とし、アジアにおけるその第一人者。昆虫の面白さや美しさを多くの人に伝えようと、メディアやSNSで情報発信している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Kーazuki

    audibleで視聴。他のアリの研究している方の本を読んで面白かったので、少しアリにも興味を持ってこの本を選択した。こちらは、学者の語りぶりで講義を受けているような感覚になりました。アリのことは少し知識としてわかったけど、自分はそれほどアリが好きでもないのでやはり作者の書き方で面白いかそうでないかで、選択したいところです。アリ好きにはおすすめの本です。

  • ナハチガル

    Audible。一昔前からか、学者さんが専門分野や研究生活、就職活動などを一般読者向けに書いたライトな啓蒙書が増えてる感じがするが、その中では非常に良質な本だと思う。ウケねらいな要素は希薄で、多少の屈託はお持ちのようだけれども、幸運と周囲の人々の助けに感謝しながら、好きなことを楽しんでおられることが伝わって、さっぱりした読後感だ。寄生したり奴隷にしたり巣を乗っ取ったり、アリ社会はかなりシビアではあるのだけれど。十数年前と比べても生物の多様性が目に見えて失われてきているという著者の実感は切実でもある。A+。

  • とんかつラバー

    長らく絶版だったが再版されて良かった。若い頃はアリの巣を求め世界を冒険。虫採りに最適なファッションや採集方法などコラムも面白い。幼少の頃から虫を採り、飼育し、標本を作っていたら学生の頃は米粒に写経するより細かい標本作りが出来るように。海外での採集は体力的に限界を迎えた現在、在野研究者への支援や子供への教育活動に取り組んでいる。研究者の本は多く読んできたが、学生の育成や次世代への啓蒙まで語られているのは珍しい。まさに虫と共に生きた半生

  • koke

    アリと共生関係を持つ昆虫を好蟻性昆虫と呼ぶそうで、筆者はそうした昆虫を対象とする昆虫分類学者。公園でも、足元に目を凝らすとアリなど様々な生き物がいるのに気づきます。見続けると、何か目的をもって動いていることが分かったりと偶然ではなく必然性を持ってその場にいることが分かります。観察すれば観察するほど世界が広がっていく感覚は、それを専門としている学者でも同じことなのだと、また少し目を凝らす場所を変えるだけで学問的にも未知の世界がたくさん広がっているのだと、それほど生物の多様性に奥行きがあるのだと知りました。

  • 流石全次郎

    「アリの巣をめぐる冒険」村上春樹さんの小説のタイトルの様な新書。時系列はばらばらですが昆虫学者になるまでに、幼少の頃から現在の職業に就くまでにどのように昆虫(研究対象)と向き合ってきたのか、昆虫の分類学、昆虫の生態学などを丁寧に書き綴られた一冊でした。好蟻性昆虫を軸に深掘り解説は続きます。

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