Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• 入道雲

  読了日：2023/08/15

  なかなか言い表すことが出来ない。すっかり経済の大きな仕組みに組み込まれ生活しているなかで、全体の行方を捉えるのは至難。初版から約１年後に読んでいるが、予想通りにも見えるし、予想外にも見えることもある。不確実性の闇の中を手探りで歩き、隣の手をつないでいる人が何者なのか分からないが、進まなければならないのが今の我々なのではないか。

• たろーたん

  読了日：2025/09/28

  斉藤幸平とセドラチェクの話が面白かったのでメモ。「ミレニアル世代やZ世代が社会主義的な考え方に関心を抱くようになっている。その背景には、資本主義が「みんなを豊かにする」という約束を果たせなくなっているという問題があるからだと思う。つまり、経済を成長させることで、あらゆる人により豊かな生活をもたらすという約束を履行できなくなってきている」「「危機の時代にはみな社会主義者になる」というジョークがある。パンデミックの例から」（続）

• ぱぱみんと

  読了日：2024/04/08

  経済政策の中心にいる人には、拡大する深刻な格差に苦しむ人たちの姿がまるで見えていないことがよくわかります。そのぶん、斎藤幸平さんの論調が際立って見えてきます。でも、斎藤さんの理想とする社会に行きつくには、革命でも起こさないかぎり無理なんじゃないか、と思ってしまいます。

• Oki

  読了日：2024/02/14

  斎藤幸平はわざと奇をてらうようにしてコミュニズムという言葉をつかっているのか。 前々から、コミュニズムという言葉を使わない方がいいのにとずっと思っていたが。 コミュニズムをソ連と同一視するなと言っても、そんな無理な。大衆はどうしてもスターリンや毛沢東を思い浮かべてしまう。 「強制」に対する許容度が、セドラチェクよりだいぶ大きそうな斎藤幸平ならなおさら、コミュニズムという言葉を戦略的にも使わない方がいいような。 すべては線引きの問題なので、株式投資（資本）を違法としないものは全部、資本主義でいいような。

• takucyan1103

  読了日：2023/01/29

  【IG図書館 ★★★★】▽新型コロナウイルスのパンデミックは「人新世の危機」を象徴しているが、問題は今回の感染爆発は最後の危機でも、最悪の危機でもなく、気候変動が引き起こす慢性的な緊急事態へのリハーサルでしかないこと。▽経済成長と気候変動問題をデカップリングさせるためには、欲望を仮想空間に移行すること。▽“安息日“を可能にするためには、有害な広告の禁止や計画的陳腐化の禁止。▽巨大テック企業は、「知識の民主化」を標榜している。しかし、私たちがグーグルで検索しているとき、グーグルは私たちを検索している。

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