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杉浦茂の摩訶不思議世界へんなの…

中野晴行

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794967428
ISBN 10 : 479496742X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2009
Japan

Content Description

京都国際マンガミュージアム特別展「冒険と奇想の漫画家・杉浦茂101年祭」公式ガイドブック。漫画家・杉浦茂の魅力を伝えるポップな1冊。主要著作紹介や未単行本化作品、宮崎駿ら著名人の談話などを掲載。

【著者紹介】
中野晴行 : 1954年生まれ。ノンフィクション・ライター、編集者。『マンガ産業論』(筑摩書房、日本出版学会奨励賞、日本児童文学学会奨励賞)、『謎のマンガ家・酒井七馬伝―「新宝島」伝説の光と影』(筑摩書房、日本漫画家協会特別賞)のほか、『球団消滅―幻の優勝チーム・ロビンスと田村駒治郎』など、さまざまなジャンルの文章を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • akihiko810/アカウント移行中

    昭和30年代前半に活躍した漫画家・杉浦茂のガイドブック。印象度B+  「のらくろ」の田河水泡に弟子入りし、独特の絵柄でナンセンスギャグマンガを発表(代表作「猿飛佐助」「少年児雷也」)の漫画家。唯一無二の独特の絵柄すぎて、当時から孤高の存在だったらしく、そのフォロワーはほとんどいない。手塚治虫も「あの人は上手いのかね?下手なのかね?」と聞いてたらしい。 この本にコラムを寄せているのも、マンガマニアのみなもと太郎(解説と思い出)、宮崎駿と豪華。 杉浦の絶頂期は、多作だったが印税製でなく、買取だったそう

  • gtn

    あらゆる漫画家に影響を与えた氏が、現在それほど喧伝されていないのは、手塚治虫やトキワ荘グループ等と違って、孤高だったからか。

  • ととろ

    杉浦茂について、わかりやすく解説されていた。「ちょっとタリない名作劇場」は70代で描かれたとか!ひえ〜!若かりし頃の傑作「猿飛佐助」など、読んでみたいけど、作者が生前に改稿したものがほとんどで、以前のバージョンはなかなか読めないらしい。確かに、前のバージョンのほうが面白そう。

  • 米川青馬

    読了。漫画家・杉浦茂のガイドブック。中で特に宮崎駿さんの紹介文が的を得ていると感じる。曰く「大人気とかフィーバーというのとは縁のない人で、再発見しようとか再評価しようとか、ファンが言い出してはいけない人」「あの善良さがほかにはない」「ものすごく稀有だからいまだに稀有」「なるべく無垢なもの能天気なものを描いている。そういうマンガを分析しちゃいけないんです。分析しようとするとすり抜けていきますよ」。心の底から正しいと思う。だから、あとはただただ読むべし。僕は、すごく心が疲れた時にまた取り出すつもりです。

  • 紅独歩

    杉浦茂を読まずして日本漫画を語ることなかれ!……と声高に叫ばなくても、杉浦茂は何度でも甦る。「新しさ」と「古さ」しか持たない彼は、永遠に「現在」という安住の地を失った作家だからだ。

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