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出征と疎開そして戦後 漫画家たちの戦争II期

中野晴信

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784323064093
ISBN 10 : 4323064098
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • keroppi

    「漫画家たちの戦争」シリーズ。この巻には、「ドラえもん」「人間交差点」「味いちもんめ」といった連載作品から戦争の記憶が描かれたものが多くある。また、手塚治虫や佐藤まさあきのように自身の体験によって描かれたものもある。戦争の傷跡は消えることはないのだ。永松潔「テツぼん」では、「汽車ぽっぽ」の歌が、戦時中、戦場へ兵隊さんを送る歌が元歌であることを知る。元歌と今の歌の歌詞を比べてみると、まさに戦争と平和である。その他、滝田ゆうの描く「火垂るの墓」や、こうの史代「この世界の片隅に」といった秀作も収録されている。

  • ベーグルグル (感想、本登録のみ)

    対馬丸の沈没、疎開先でのいじめや、中国残留孤児などについて。印象に残ったのは対馬丸の悲劇で、子供達の疎開を決断した校長先生が、悔やんで精神に異常をきたした事などは涙が滲みました。その時はそれがベストな判断だっただろう。戦争がなければ平和に暮らしていただろう人々。戦争さえなければ・・。これから同じ過ちをしてはいけないと来月終戦日を迎えるにあたり、読めて良かったです。

  • 読特

    「銃後の守り」を描いた作品群。「ドラえもん」「火垂るの墓」「この世界の片隅に」「味いちもんめ」…ビッグタイトルが並ぶ。...●沖縄からの疎開船。危険を避けるための避難が悲劇を招く。●疎開先で育まれた友情。励まされた友の戦後の悲しい選択。●特攻隊の息子がしたためた手紙。黒塗りにされた文字が明らかになったときの母の思い。...戦場で戦うつらさ、空襲にあうつらさ、そして、愛する人の身を案じながら待つつらさ。勝っていればそのつらさは報われていただろうか?今も戦闘を繰り返す戦勝国。日本もその一員だっただろうか?

  • アーちゃん

    図書館本。クラフト・エヴィング商會の装丁によるシリーズ第U期、第三巻。手塚治虫さんとこうの史代さんは所蔵、村野守美さんと弘兼憲史・矢島正雄さんが再読。最終巻のこの本は戦争としての集大成となっているようで、比較的新しい作品が多かったです。原作を読み、アニメを観た「火垂るの墓」は滝田ゆうさんの絵でもやっぱり辛かった。また「汽車ぽっぽ」の元々の歌詞をしって驚きました。こちらで終わりとなるため、総括するとどれでも良いから、機会があれば一読をお薦めしたい良質なシリーズ本だったと思います。

  • どあら

    図書館で借りて読了。戦争での酷いお話ばかり…読んでて胸が締め付けられます(-_-)

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