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実朝考 ホモ・レリギオ-ズスの文学

中野孝次

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784061982406
ISBN 10 : 4061982400
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2000
Japan

Content Description

人間性を鋭く考察する作家・中野の第一評論宮廷文化に立つ実朝が庶民に共感する歌を詠んだ。何故それは生れたのか、実朝の孤独に行きあたった著者が、死と直面した戦争中の自己を重ね時代を深く追究する。

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Book Meter Reviews

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  • 内藤銀ねず

    吉本隆明『源実朝』と並ぶ、戦後の実朝受容のかたち。戦争を経験した外国文学研究者には、どうしても実朝が映えてしまうようだ。確かに実朝の人生は悲劇的で孤独ですが、その歌(≒作品)にまで悲劇を持ち込んでいるかというと…それは読む人次第と申し上げたい。ただ、著者の戦争への嫌悪(あるいは呪怨のような)はひしひしと伝わってきます。中野孝次本人は、後にその嫌悪の正体を戦争で死ななかったコンプレックスと打ち明けていて(『わたしの唐詩選』)、硬派な作家だったんだな、と。単に戦争を嫌悪するよりもよほど健全だと思う。

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