Books

愛の絵 Php新書

中野京子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569856131
ISBN 10 : 4569856136
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
December/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

名画に込められた、あふれる感情の波。
ドラマチックな愛と、幸福への欲求は不変――
画家たちは描かずにいられなかった。
一目惚れ、狂恋、嫉妬、快楽、死への誘い……これもまた、愛なのか。

西洋美術の歴史を通じて重要なテーマだった愛は、各時代、さまざまな形で表現され続けている。
当時の風俗、文学、神話、旧約聖書などから題材がとられ、画家のインスピレーションを刺激して芸術の価値を高めてきた。
時代が移っても変わらない、人間が抱く欲求や希望。ロマンチックな空想や情熱的なものだけではないその感情は、喜び、幸福、満足感をもたらして人々を惹きつける。派生して、呪いや嫉妬、怒りも。愛とはなにか、を考えさせられる作品52点をフルカラーで解説。

[本書の構成]
第1章 甘美な恋への憧れ
第2章 そして、狂気へ
第3章 子どもをめぐる愛
第4章 運命の絆


《著者情報》
中野 京子(ナカノ キョウコ)
北海道生まれ。作家、ドイツ文学者。西洋の歴史や芸術に関する広範な知識をもとに、絵画エッセイや歴史解説書を多数発表。新聞や雑誌に連載を持つほか、テレビの美術番組に出演するなど幅広く活躍。著書に『怖い絵』シリーズ(角川文庫)、『ハプスブルク家 12の物語』(光文社新書)、『美貌のひと』『美貌のひと2』(以上、PHP新書)、『異形のものたち』(NHK出版新書)、『災厄の絵画史』(日経プレミアムシリーズ)、『新版 中野京子の西洋奇譚』(中公新書ラクレ)など多数。

【著者紹介】
中野京子 : 北海道生まれ。作家、ドイツ文学者。西洋の歴史や芸術に関する広範な知識をもとに、絵画エッセイや歴史解説書を多数発表。新聞や雑誌に連載を持つほか、テレビの美術番組に出演するなど幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • きみたけ

    面白かった。著者は、西洋の歴史や芸術に詳しい中野京子さん。月刊誌「PHP」で2年連載した原稿に加筆修正してまとめた本。読友さんオススメの本です。今回のテーマ「愛」のアイデアは「異形のものたち」の読者コメントがキッカケとのこと。「そして、狂気へ」の章では、嫉妬・狂愛・禁断の愛などをテーマにしていて、ウォーターハウスの「毒をまくキルケー」の憎悪の表情がとても印象に残りました。愛とは何か、を考えさせられる一冊です。

  • keroppi

    今回のテーマは「愛」。後書を読むとAmazonのレビューからの企画だそう。愛には様々な形があり、それを絵画は描いてきた。こういう切り口で絵を見るのも実に面白い。「愛」の絵、まだまだありそうだ。

  • Nat

    図書館本。「アモルを売る女」にびっくり!売られそうになっている不機嫌そうなプットーや、籠から覗き込んでるプットーと眠り込んでるプットーと何とも不思議な感じの絵だった。古代ローマの壁画にも同じアイディアの絵があり、それをいかしてルイ16世治下に描かれたらしい。人間が、紀元前からアモルを売り買いしていたなんて…。

  • 読特

    ●ヘラが奪ったエコーの言葉。ナルキッソスに思いが伝えられない。木霊が繰り返されるだけ●美女を巡って男が2人。決闘で死んだのは女。嫉妬する理由がなくなった2人は仲直り●その文面は「神への愛のため、私に施しを」ナポリに存在した「物乞い許可証」●画家を諦めた姉と姪を描くベルト。二人を愛すが寂しさも●マルスを魅了し引き留める人妻ヴィーナス。戦争の神の不在で停戦となる。不倫も許されるのか?●衰弱するペットの大蛇。何も食べない理由は飼い主を食す準備か?…西洋美術の中に見出す”愛”の表現。美しくもあり、残酷でもある。

  • あっか

    今度のテーマは『愛の絵』。読者さんのレビューから生まれた企画だというストーリーが素敵。愛ということで、中野さん節(?)のピリリと感じるちょっとした毒は鳴りを顰め(とは言えちょっとはある、それがやっぱり面白い)、可愛らしく愛を感じる絵がたくさん取り上げられている。中でも、表紙にも採用されている『星たちを引き連れた夜』が、美しい夜(女神のような女性)・抱かれる赤子・星を抱えたクピド達・美しい青、そして元となった詩、その詩を書いた詩人の思いと背景…全てが素晴らしくて思わず泣きそうになりました。家に飾りたい…

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items