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「ai資本主義」は人類を救えるか 文明史から読みとく Nhk出版新書

中谷巌

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784140885710
ISBN 10 : 4140885718
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
中谷巌 ,  

Content Description

AIは資本主義をどう変えるのか?『サピエンス全史』からウォーラーステインまでの必読書を導きに、人類誕生から資本主義勃興を経て21世紀にいたる流れを大局的につかむ視点を提示するとともに、AIの登場によって劇的な転換を遂げる人類と世界の未来を展望。日本と日本人はどう変わるべきか、画期的な指針を示す。有名企業幹部が学ぶ「伝説の講義」の新書化!

目次 : 第1章 自然vs.虚構―『サピエンス全史』から「AI資本主義の現在」を読む(なぜITの巨人たちが絶賛したのか/ 「鳥瞰する力」を身につける ほか)/ 第2章 データイズムの罠―『ホモ・デウス』から「AI資本主義の未来」を考える(ヒューマニズムからデータイズムへ/ ギルガメシュ・プロジェクト再び ほか)/ 第3章 普遍主義―『ヨーロッパ的普遍主義』から「AI資本主義の課題」に迫る(「ヨーロッパ的普遍主義」とは?/ 日本人を勇気づけた『文明の生態史観』 ほか)/ 第4章 自然の逆襲―『人新世とは何か』から「AI資本主義の限界点」を探る(『西洋の没落』の背景/ 自然から離れた文明は衰退する ほか)/ 第5章 「排除」から「包摂」へ―「日本的普遍」をいかに磨きあげるか(社会的包摂という考え方/ 浸透し始めた「包摂」の思想 ほか)

【著者紹介】
中谷巌 : 1942年、大阪生まれ。一橋大学名誉教授。一橋大学経済学部卒業後、日産自動車を経て、ハーバード大学で経済学博士(Ph.D.)を取得。同大学講師、大阪大学教授などを経て、一橋大学教授(〜99年)。細川内閣「経済改革研究会」委員、小渕内閣「経済戦略会議」議長代理、ソニー株式会社取締役会議長などを歴任。現在、(株)不識庵代表、「不識塾」塾長、三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 薦渕雅春

    最近の本かと思って借りてみたら、3年も前の出版だった。コロナウィルスが拡がる前の著述だが、もし今なら何か主張は変わったのだろうか? 「AI 資本主義」という言葉も初めて聞くが、物質による実体経済や、お金・資本を中心とした金融資本主義よりも更に次の世代を視野に入れているという事か。〈人類を救えるか〉という問いかけだが、前半でショッキングな記述を見つける。〈こうしてアルゴリズムが人間を求人市場から押しのけていく。その結果として誕生するとハラリが予測するのが、「無用者階級」です。〉それは人類を救えてないのでは!

  • さきん

    ハラリに対する違和感は持っていた。虚(ネット社会等)が幅を利かせていく、養老氏の言う脳化社会の延長線上には、全てをプログラミングして、コントロールできる、本書でいうデータ至上主義という考えが出てくるが、いかにもグローバリストの考えそうなこと。グローバリスト、インテリの存立基盤は、ローカルで、理屈では理解しえない一般人にあって、そこを切り捨てて生きていくことはできない。今後も人間が何をしたいかという非論理的な働きかけがないとデータ自体あってもうまく活用はされないだろう。

  • tetsu

    ★4 「AI資本主義」というタイトルはちょっといけてない。「AIは資本主義をどうかえるのか?」という帯も、テーマではなかった。時流に乗るためなのでしょうか。タイトルに騙された感じ。 だからといってダメな本ではなく、今、世界が直面している民主主義や資本主義の限界を理解するにはいい本です。 「21世紀社会は庶民を必要としなくなる」「排除すべき外部が無くなった」などなど、歴史を紐解くことで現在の世界を知り、未来を予見する。 世界は結構やばいところまで来ている印象をうける。

  • 大先生

    良書。ハラリの「サピエンス全史」「ホモ・デウス」を引用しながら文明史を振り返りつつ、未来をどうするか考える本です。著者は、資本主義を救うのは「包摂の論理」であり、これからのAI資本主義に「包摂」の思想を取り入れ、情報システムに組み込むことができれば、人類の未来は明るいと考えています。ただ「包摂」の具体例は一応書かれていますが、どうしてそれが資本主義を救うのかという説明が不足している印象。結局、脱新自由主義と大差ないかと。しかし、文章が読みやすく、話の整理・まとめ方も素晴らしい。頭の良さが伝わってきました。

  • 早瀬主税

    タイトルに偽りあり、ですが、まぁまあ面白かった。最近大ヒットした、ハラリなどの書籍の解説と、これまでの人類の歴史を振り返り未来の主題を語るという体裁です。目新しい印象は持ちませんでしたが、深く読み込まれている所もあるので、読んでも悪くはないかと。 ヨーロッパと日本を二項対立で語る使い古された手法ですが、それはそれで洗練されているので読み易くはあります。 AIは特に関係ないです。

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