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時間に抗う物語 文学・記憶・フェミニズム

中谷いずみ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784787292735
ISBN 10 : 4787292730
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2023
Japan

Content Description

戦前のアナキズムやプロレタリア文学、フェミニズム、戦後の文学作品を「歴史」「戦前・戦後」などの視点から批判的に検証する文学研究・ジェンダー批評。

目次 : 時間に/で介入する/ 第1部 運動/性/階級のポリティクス(フェミニズムとアナキズムの出合い―伊藤野枝とエマ・ゴールドマン/ プロレタリアの「未来」と女性解放の夢―性と階級のポリティクス/ 残滓としての身体/他者―平林たい子「施療室にて」と「文芸戦線」)/ 第2部 暴力を描く地点(強制労働の記憶/記録―松田解子「地底の人々」/ 歴史の所在/動員されるホモエロティシズム―大江健三郎『われらの時代』にみる戦争の痕跡/ 「戦時」をめぐる歴史的時間の編成―井伏鱒二「黒い雨」/ 未来を語る/語らないこと―井上ひさし『父と暮せば』)

【著者紹介】
中谷いずみ : 1972年、北海道生まれ。二松学舎大学文学部准教授。専攻は日本近現代文学・文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ウサギのバイク

    図書館でたまたま目に止まって読んだのだが、物凄く面白かった! 1910年代〜1930年代のフェミニズム的な思想、論争は興味深く、伊藤野枝と山川菊栄の廃娼論争などは現在のセックスワーク・イズ・ワーク論争と同じでは?平林たい子の小説に描かれた葛藤は、仕事をする現代女性の悩みにも通じる。 近現代の日本の暴力に関する、小説から読み解く考察も非常に読み応えがあり、今の日本人の歴史認識の甘さや無自覚さがいかに根深いかを痛感。 同じ著者の他の本も読みたい。

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