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当事者主権 増補新版 岩波新書

中西正司

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784004320425
ISBN 10 : 4004320429
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

初版刊行から二〇年余。当事者主権という概念は本書をもって普及・定着した。障害者、女性、高齢者、子ども、性的少数者など社会的弱者が声をあげて社会をつくりかえてきた感動の軌跡。その後の変化を紹介し、増補新版として刊行。自立の意味を転換し、専門性を問い直し、社会を組みかえる。

【著者紹介】
中西正司 : 1944年生まれ。20歳のときに交通事故により受傷し、四肢まひになる。86年日本で初めての自立生活センター、ヒューマンケア協会設立。90年DPI日本会議議長に就任。91年に全国自立生活センター協議会(JIL)を設立し事務局長に。97年市町村障害者生活支援事業全国連絡協議会を設立。現在、全国自立生活センター協議会顧問、ヒューマンケア協会代表

上野千鶴子 : 1948年生まれ。社会学者。東京大学名誉教授、認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長。2011年「女性学・フェミニズムとケア問題の研究と実践」に対して朝日賞受賞。著書に『近代家族の成立と終焉』(岩波書店、サントリー学芸賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ネギっ子gen

    【すべての人々が「当事者」になる時代】近年の変化を増補した、2024年刊の新版。障害者、女性、高齢者、子ども、性的少数者など社会的弱者が声をあげて社会をつくりかえてきた軌跡を紹介した初版は評判を呼び、本書を契機に「当事者主権」という用語は世間に認知されたと記憶するが、<岩波新書は月に3冊からのペースで刊行されるが、本書が出た月に同時に出版された他の2冊は全国紙の書評に取りあげられたのに、本書はついに書評の対象にならなかった。時期尚早すぎて見逃されたのだろうか>と驚くべき事実が。そうだったのか、あーあ……⇒

  • Kooheysan

    いろいろな人が生きやすい社会について考えさせられる良書。一つのモデルとして、障害者の人たちが運動し、併せて自分たちで事業を運営してきた自立生活運動が紹介されています。「上からの恩恵(これはしばしば希望のものとは違う)ではなく、しっかりとした権利を勝ち取るには当事者が声を上げていくことが必要」が一つのポイントかと思います。逆に、高齢者が当事者として自ら主張をしてこなかったゆえ、介護保険が当初からいろいろな問題含みであったという論点もあります。あるべき社会の姿から、国の制度は考えられるべきかと思います。

  • 武井 康則

    障害者や老人は介助してもらう時、その家族や周囲の意見が通り、介助してもらう本人、つまり当事者が等閑にされるという事実がある。その介助や介護、サービスを利用する当事者が何を求めているかが大事で、それを通して人から温情を受けるのでなく、住みよい社会は誰もの権利であるという主権を考える。マイノリティのため、後回しにされ、恩を受けているかのように扱われていた障害者達の改善の歴史から、その立場の変化を訴え、それをもって他のマイノリティ、老人、性的マイノリティ、女性の主権を考える。いまなら在日外国人も考えるべきだろう

  • バーニング

    2003年から21年経っての増補版。増補部分だけで100ページ以上の分量が追加されている。高齢者介護やフェミニズムを専門とする上野と、障害福祉の世界の実務家として長く活動している中西の共著で、二人がそれぞれの領域の歴史や現状、問題意識について熱く語り下ろす一冊。リベラルというよりラディカルな箇所も多い(専門家批判や制度化への疑義など)。一点気になるのは性暴力について触れる箇所が有りながら、「べてぶくろ」における性加害問題への言及がなかったこと。「べてぶくろ」という固有名詞を出しているにも関わらず、である。

  • takao

    ふむ

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