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シンギュラリティは怖くない ちょっと落ち着いて人工知能について考えよう

中西崇文

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794222558
ISBN 10 : 4794222556
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

人工知能は、失業者を増やしたり、人類を滅ぼしたりするのか?2045年に「シンギュラリティ」が訪れ、突如、コンピュータが人間の知能を超えるのか?いや、そんなことはあり得ない―。人工知能を日常的に使用しているデータサイエンティストが、情報学の歴史的経緯をふまえて、人工知能と人間社会の過去・現在・未来を解説。この上なく腑に落ちる、人工知能論。

目次 : 第1部 人間は機械の進化に気づかない(シンギュラリティとは何か―機械が人間を超える日/ なぜシンギュラリティが問題になっているのか/ シンギュラリティはもう起きている/ なぜ我々は機械の進化に鈍感なのか)/ 第2部 信頼できない人工知能は進化できない(なぜ我々は自動化を欲するのか/ 我々はどこまで機械の自動化に頼るべきか/ 人間のプライド・自由と人工知能/ 人工知能は暴走するのか)/ 第3部 人工知能の未来を描く(ビッグデータが人工知能の進化を加速させる/ モバイルからユビキタスへ/ 人工知能は「合議システム」「モジュール化」で進化する)

【著者紹介】
中西崇文 : 国際大学グローバル・コミュニケーション・センター准教授/主任研究員。デジタルハリウッド大学大学院客員教授。1978年、三重県伊勢市生まれ。2006年3月、筑波大学大学院システム情報工学研究科にて博士(工学)の学位取得。独立行政法人情報通信研究機構にてナレッジクラスタシステムの研究開発、大規模データ分析・可視化手法に関する研究開発等に従事。2014年4月より現職。専門は、ビッグデータ分析システム、統合データベース、感性情報処理、メディアコンテンツ分析など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • nbhd

    著者の意見に<のる/のらない>に関わらず、人工知能入門として易しく優れた本だと思う。『人工知能に人間が支配されちゃうみたいなSF的な未来を想像するんじゃなくて、まぁ、落ちついて考えてみましょうよ。歴史的に見て、そもそも不良品だったり、暴走するような工業用機械だったりを、人間側がかつて採用してきたかっていうと、採用してないっすよね?扱い方のマニュアルとか、安全管理あるいは法整備…いわば「人間との付き合い方のルール設定」がされて初めて、世の中に導入されますよね。』という話がまとめられています。

  • izw

    シンギュラリティや人工知能に仕事を奪われるという脅威論に惑わされることなく、人工知能の現状を冷静に捉え、今後の方向を考察している。強大な人工知能が一つあるのではなく、多様な人工知能が多数存在し合議するというイメージは正しい姿だと思う。読みやすくわかり易いが、他の文献を参照している内容なのか著者の考えなのか分かりにくいのが難点。最後に参考文献は掲載されているが、本文中で参照した個所は注として示すべきだろう。

  • ニョンブーチョッパー

    ★★★★☆ シンギュラリティは起きるとしても徐々に起きる(すでに起き始めている)、自律的に人工知能が暴走して人間に害を及ぼすことはありえないという立場。2つの飛行機事故の事例によって示される、自動操縦分野で最終的に判断するのは誰か(機械、人間、どちらが判断するほうが正しい判断になるか?)という問題はとても考えさせられるし、重要な問題をはらんでいる。↓

  • ゆき

    このタイトルにある通り。AIという言葉があちこちでとびかっているが、文脈でどう捉えられているのかを考えないとあおられるだけだと思う。

  • zikisuzuki

    AIが生み出す未来は巨大なマザーが支配するもので無く、多様化したAIがネットを通じ協議を重ねビッグデータを活用し、人間と信頼関係を結んだ上に発展を遂げると述べている。 私は人間の知性が優しさと結びつきにくいものであるなら、優しい未来をAIに託したいと思いかけている。

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