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シャープ再建 鴻海流スピード経営と日本型リーダーシップ

中田行彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784899920618
ISBN 10 : 489992061X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2019
Japan

Content Description

周知の通り「シャープ」は、債務超過に陥り、台湾の鴻海精密工業の傘下となった。液晶の勝ち組であったシャープが、液晶の堺工場を建設したことをきっかけとして一気に債務超過にまで至ってしまったのだ。日本の大手電機メーカーが、外資系企業に買収されるのは、これが初めてのことであった。それから2年の時を経て、鴻海の傘下でシャープは驚異の復活を遂げた。なぜ鴻海の傘下でシャープは復活することができたのか―。これが、この本の主題である。

目次 : 第1部 シャープの救世主:戴社長の「日本型リーダーシップ」(戴正呉社長との面談/ 「社長メッセージ」から見る戴社長の人柄と戦略 ほか)/ 第2部 郭董事長の「規範破壊経営」とシャープへの恋(郭董事長の「規範破壊経営」)/ 第3部 シャープ・鴻海連合の復活戦略と死活問題(シャープと東芝の命運を分けた分水嶺/ 「テレビ1000万台」達成の後遺症から「自力開拓」へ ほか)/ 第4部 大転換するアジアの「ものづくり」(鴻海・シャープ連合で三兎を追う「規範破壊経営」/ シャープが有機ELスマホで仕掛ける日韓戦争 ほか)

【著者紹介】
中田行彦 : 1946年、京都生まれ。1971年神戸大学大学院卒業後、シャープ株式会社に入社。以降、33年間勤務。液晶の研究開発に約12年、太陽電池の研究開発に約18年。その間、3年米国のシャープアメリカ研究所等米国勤務。2004年から立命館アジア太平洋大学の教授として「技術経営」を教育・研究。2017年4月から立命館アジア太平洋大学名誉教授・客員教授。2009年10月から2010年3月まで、米国スタンフォード大学客員教授。2015年7月から2018年6月まで、日本MOT学会企画委員長。工学博士(大阪大学)、博士(技術経営:立命館)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • でじきち

    シャープ創業者早川徳次「他社がマネするような商品を作れ。マネが競争を生み、技術の底上げをし、社会の発展に繋がる」◆経営危機、鴻海(ホンハイ)精密工業の戴正呉(たいせいご)社長を招く。同じくしがらみなくコストカットした敏腕なれど強欲なゴーンと違い、風呂トイレ共同社員寮。説得力◆再建の肝が「すり合わせによる知識共創」と結論づけるが、少し物足りない。ただ、「お互いの知識を共有し相手の状況を読みながら微調整を繰り返す」ことを徹底した結果なのだろう◆バカな(差別性)となるほど(合理性)by吉原英樹神大名誉教授

  • Go Extreme

    戴正呉社長:報酬は2018年3月末までゼロ・日本での住まいもシャープの社員寮 スピード経営:戦略会議・月1〜2回→随時 本社→テレビ会議システム 基本スローガン:誠意と創意・以和為貴・有言実行 創業の精神継承:従業員から信頼感→リーダーシップ発揮 液晶の会社<ブランドの会社 すり合わせ国際経営=組織的知識創造+すり合わせ 知識収束:見込のある知識収束→すり合わせ:ローカル組織間→知識共創→知識発散:グローバルで利益を最大化

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