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ISBN 10 : 4087208699
Content Description
イスラーム教徒(ムスリム)が少ない日本では、その教え自体になじみが薄い。よくわからない一方で、日々の報道を通じ中東の戦争や、欧州のテロ事件、難民といった言葉でイスラームのイメージが形作られています。世界のムスリムの人口が16億人を超えると言われる今、無益な文明の衝突を減らすには、相手のロジックを知り考えることが何よりも大切なはずです。本書は、日本人イスラーム法学者が、「ムハンマド」「スンナ派」など、99のトピックでイスラームの教えと歴史をやさしく概説し、その多様性と共存の可能性へと目を開く一冊です。
目次 : 第1章 法の宗教(ムハンマド アッラーの啓示を授かり、イスラームを開いた預言者/ 啓典の民 私的空間においては、宗派ごとに自治が認められていた ほか)/ 第2章 イスラームの下の暮らし(インシャーアッラー 神の助けなしに何かができると思うのは人間の思い上がり/ 偶像崇拝の禁止 偶像とは自己の欲望の投影 ほか)/ 第3章 イスラーム人物伝(ブハーリー ハディースの偉大な編纂者/ イブン・ヒシャーム 最古のムハンマドの伝記の作者 ほか)/ 第4章 イスラームと現代(ダール・イスラーム 「イスラームの家」回復の義務/ サイイド・クトゥブ ムスリム同胞団最大のイデオローグ ほか)
【著者紹介】
中田考 : 1960年岡山県生まれ。イスラーム学者。同志社大学客員教授。東京大学文学部卒業後、カイロ大学大学院文学部哲学科博士課程修了(哲学博士)。在サウジアラビア日本国大使館専門調査員、山口大学教育学部准教授、日本学術振興会カイロ研究連絡センター所長、同志社大学神学部教授等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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