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ひろしま絵日記

中澤晶子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784338192477
ISBN 10 : 433819247X
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

夏休み、ひいおばあちゃんの家にお泊まりにいった小学2年生のみなみちゃんは、押入れの奥にしまわれた古いノートを見つけます。それは、ひいおばあちゃんの妹、まさこちゃんの日記でした。まさこちゃんは国民学校2年生。日記には、戦争のために雛祭りを我慢したこと、お姉ちゃんが疎開に行って寂しいこと、防空壕に逃げたことなど、みなみちゃんが知らない暮らしが書かれていました。みなみちゃんは、ひいおばあちゃんといっしょに日記を読み進めながら、当時の暮らしや戦争の様子、そして原爆のことを知ります‥。
『ひろしまの満月』(第70回産経児童出版文化賞産経新聞社賞)のコンビによる、原爆と戦争の悲惨さを子どもたちに伝える幼年童話。

【著者紹介】
中沢晶子 : 名古屋市生まれ。1991年『ジグゾーステーション』(汐文社)で野間児童文芸新人賞、2023年『ひろしまの満月』(小峰書店)で産経児童出版文化賞産経新聞社賞を受賞

ささめやゆき : 東京都生まれ。1985年、ベルギー・ドメルホフ国際版画コンクールにて銀賞、1995年『ガドルフの百合』(偕成社)で小学館絵画賞、1999年『真幸くあらば』(講談社)で講談社出版文化賞さしえ賞、2001年『あしたうちにねこがくるの』(講談社)で日本絵本賞、2009年『彼岸花はきつねのかんざし』(学研プラス)で赤い鳥さし絵賞、2023年『ひろしまの満月』(小峰書店)で産経児童出版文化賞産経新聞社賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 檸檬の木

    小学二年生のみなみちゃんが夏休みに一人でひいおばあちゃん、ふみこさんの家にお泊まりに行って押し入れの中から見つけた茶色くなった絵日記帳。八十年前に国民学校の二年生だった妹のまあちゃんの絵日記には防空壕に駆け込む等戦時中の生々しい様子が綴られていた。八月五日を最後に真っ白になった日記帳。広島に原爆が落とされ八十年が経ったが二度と姉妹が再会する事はなかった。戦争を体験された大人が少なくなりつつなる中で、こうした絵本を通して子どもたちに戦争を伝え親子で戦争について語り合う事が望ましい事だと感じました。

  • こゆ

    毎年この時期は戦争の絵本を借りるが、今年は小6一人読み。たまたま8月6日に読んだ息子、「なあなあ、広島に原爆を落とされた日、知ってる?」と聞いてきたので、「8月6日。80年前の今日」と答えると驚いていた(息子は日付の概念があまりない)。アメリカ人も昔よりは「原爆を投下すべきじゃなかった」と思う人が増えているそうで、少しでも良い世界になってほしいと願うばかり…。

  • 小学2年生のみなみちゃん。夏休みの間、ひいおばあちゃんのふみこさんのところに一人で泊まりに行き、ふみこさんの妹のまあちゃんが書いた日記をみつけます。戦時下を生きるまあちゃんの日常が日記を通して分かります。明日桃を食べるのを楽しみにしていたまあちゃんの日記は、8月5日まで。そのあとに続く空白のページに様々な人の様々な気持ちが詰まっています。戦争を体験した方も少なくなっていく中で、このようなお話を子どもたちに手渡していきたいと強く思いました。

  • 遠い日

    中澤晶子さんとささめやゆきさんによる反戦の物語。同じおふたりの『ひろしまの満月』に通じるところもある。九十を過ぎたひいおばあさんのふみこさんの家にお泊まりに来た小学2年生のみなみちゃん。押し入れで古い日記帳を見つけ、ふみこさんに尋ねる。読むように促されてノートを開けば、ふみこさんの妹のまさこさんのことばが並んでいた。内容は全く理解できない。防空壕?玄米?疎開?そして日記は8月5日で止まっていた。それが意味することを察したみなみちゃん。自分のこれからを日記に認めようと思うみなみちゃん。遠い夏に思いを馳せる。

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