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ISBN 10 : 4121021711
Content Description
言論の自由を制限し、戦前の反体制派を弾圧した「稀代の悪法」。これが治安維持法のイメージである。しかし、その実態は十分理解されているだろうか。本書は政党の役割に注目し、立案から戦後への影響までを再検証する。一九二五年に治安維持法を成立させたのは、護憲三派の政党内閣だった。なぜ政党は自らを縛りかねない法律を生み、その後の拡大を許したのか。現代にも通じる、自由と民主主義をめぐる難問に向き合う。
目次 : 第1章 「危険思想」の発見(治安維持法をめぐる四者/ 明治・大正の思想問題/ 過激社会運動取締法案の挫折)/ 第2章 治安維持法の成立(「日ソ国交樹立」と「アメとムチ」/ 起草と反対運動/ 審議)/ 第3章 迷走する「結社」取り締まり(「赤化宣伝」/ 京都学連事件/ 三・一五事件)/ 第4章 一九二八年の改正(緊急勅令案の諮詢まで/ 緊急勅令の承認まで/ 改正治安維持法の運用)/ 第5章 膨張の一九三〇年代(転向/ 再改正の挫折/ 膨張の過程)/ 第6章 新治安維持法と戦争(太平洋戦争下の治安維持法/ 植民地への適用)/ 終章 終焉、そして戦後(罪と罰/ 治安維持法が残したもの)
【著者紹介】
中澤俊輔 : 1979年、新潟県生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。2010年4月より、日本学術振興会特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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mitei
読了日:2014/01/29
おさむ
読了日:2017/06/05
おかむら
読了日:2017/05/28
Tomoichi
読了日:2024/03/03
ゲオルギオ・ハーン
読了日:2021/10/12
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