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触発するゴフマン やりとりの秩序の社会学

中河伸俊

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784788514317
ISBN 10 : 4788514311
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ビジネス・看護などの新たな調査の増加とともに再注目されるゴフマン。これからの経験的な研究のためには、どのような実用性が見いだせるのか。人類学者や言語学者も参加したゴフマンを「使う」ための一冊。

目次 : 第1章 アーヴィング・ゴフマンの社会学―理論内在的分析と現代的展開/ 第2章 ゴフマネスク・エスノグラフィー/ 第3章 自己に生まれてくる隙間―ゴフマン理論から読み解く自己の構成/ 第4章 「他者の性別がわかる」という、もうひとつの相互行為秩序―FtXの生きづらさに焦点を当てて/ 第5章 会話分析の「トピック」としてのゴフマン社会学/ 第6章 フレーム分析はどこまで実用的か/ 第7章 引用発話・再演・リハーサル―フレームの複合性と経験の自在性/ 第8章 「ふつうの外見」と監視社会/ 第9章 修理屋モデル=医学モデルへのハマらなさこそが極限状況を招く―アイデンティティの機能的差異をも論じたゴフマン/ 第10章 ゴフマンと言語研究―ポライトネスをめぐって/ 第11章 ゴフマンのクラフトワーク―その言語人類学における遺産

【著者紹介】
中河伸俊 : 京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。現在、関西大学総合情報学部教授、大阪府立大学名誉教授。専門は社会問題の社会学、文化社会学、社会学理論

渡辺克典 : 名古屋大学大学院環境学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(社会学)。現在、立命館大学衣笠総合研究機構准教授(特別招聘研究教員)。専門は医療社会学、相互行為論、歴史社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • livre_film2020

    「これを読めばゴフマンが何言ってるのかわかるようになるよ」と勧められて飛ばしながらも読了。かなり独特な人という印象。現在、『スティグマの社会学』を読んでおり、いきなり小説の引用出てきてびっくりしていたが、そういうことかと納得。刑事とスリの話を普通に面白い読み物として読んでいた。我々は相互行為を通して互いを認識し合っている。焦点の定まった行為と定まっていない行為は同時進行であり、これを認識することで現象を複層的に可視化できる。結局、認識が大切だと思う今日この頃。

  • センケイ (線形)

    意外と方法論的な議論が多い本なので、理論自体を期待すると少し面食らう。がそれでも、多岐に渡るトピックは一通り読んで損はないだろう。我々は人の性別をどのように探ってしまっているのか。普通になりすますことの社会的な有用性は何か。これらのトピック、あるいは日常会話やサービスの享受におけるいわば「マジックサークル」での自分たちの習慣・儀礼が問い返される記述を通じて、日ごろの暮らし方をうまく顧みれるように思う。

  • 大久保遥

    ゴフマンの読み方の参考になる

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