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アンチヘイト・ダイアローグ

中沢けい

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784409241066
ISBN 10 : 4409241060
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

メディアで、路上で、SNSで、隣国や在日などへの憎悪が煽られ続けている。他方で政権与党は、ヘイトスピーチの広がりと歩調を合わせるかのように、復古的な改憲運動を推し進めている。これを冷笑している時間はない。旗幟を鮮明にしたリアリストたちと縦横無尽に語る、民主主義の現在。

目次 : 1 アジアとつながる意志 ×中島京子/ 2 シニシズムを放棄する ×平野啓一郎/ 3 声を出す、自分がある ×星野智幸/ 4 民主主義の彩り方 ×中野晃一/ 5 ヘイトの源流を辿って ×明戸隆浩/ 6 日韓で補い合う経済 ×向山英彦/ 7 誰のための裁判か ×上瀧浩子/ 8 親鸞から考える ×泥憲和

【著者紹介】
中沢けい : 1959年横浜市生まれ。明治大学政治経済学部卒業。1978年、小説「海を感じる時」で第二一回群像新人賞受賞。1985年、小説『水平線上にて』で第七回野間文芸新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • スイ

    タイトルの通り、ヘイト、特に在日朝鮮の方々と韓国に向けられるヘイトにNOを叫ぶ対談集。 刊行が2015年で、そこから状況が良くなったとはまるで言えないことが悔しいし情けないけれど、読んで背景や経緯が整理できたと共に、ヘイトを決して許さない思いがどの方の言葉からも伝わり、心強く感じた。

  • 小鈴

    平野啓一郎との対談の「シニシズムを放棄する」を読了。認識における現実主義と行動における現実追認主義は別、妥協という政治の芸術、手順をふんで妥協すればそれはめでたいことなんだと。その感覚が私より(中沢)一世代上には欠落している。平野の例えが上手い。野球で言うと一回の裏表しかないような野球みたいで、九回目になったときに自分たちのやりたい政策はこれだけ前進したというふうになればよいみたいな考え方がない。ほんとですよね。原発政策なんて特に。長期的に脱原発に向かうことが大切なのに、ね。

  • どら猫さとっち

    今に至っても、ヘイトスピーチはますます苛烈する一方である。そんな右傾化した現状から脱していくためには、何が必要か。「海を感じる時」「楽隊のうさぎ」の著者が、それをテーマに、各分野で活躍する人たちと対談した一冊。本書を読むと、排除化された社会がいかに恐ろしいか、国境を越えてわかり合うことがいかに大切かが、本当にわかるだろう。ヘイトをなくす道標が、本書にある。

  • ルナティック

    タイトルのこと、というより思想書のような印象。今の日本の内部の情勢、まぁ人々の意識、また自分の意思を「表現する」ことの変化、等々・・・鋭いナァという文書がある反面、到着地点が見えているような部分もあり、双方向、または多様な方向性という点では、ちょっと物足りない印象。内輪で話し、納得するもの良いが、「他」の意見もあってほしかった。しかし、こういう本を読んで考える、ということは、読書のあるひとつの醍醐味ともいえるかと。考えるのは良い本だと思う。

  • Masakazu Fujino

    昨年中に読み始めて、年またぎ。中沢けいと8人の対話。私としては、平野啓一郎との対話が面白かった。

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