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日本人が追い求めてきた美の世界! 色の名前の日本史 青春文庫

中江克己

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784413097796
ISBN 10 : 4413097793
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2021
Japan

Content Description

「緋」「蘇芳」「藍色」「浅葱」「梅染」「利休茶」「龍胆」「半色」…なぜ、その色に心を打たれるのだろう!四季を楽しむ全138色!

目次 : 春の章―赤、薄赤、黄系の色(赤―農耕民族日本人の太陽信仰/ 茜―卑弥呼が献じた「絳青〓」の色 ほか)/ 夏の章―緑、青、薄青系の色(緑―草木の生命力を色に託す/ 萌葱色―若武者、平敦盛の鎧縅 ほか)/ 秋の章―茶、橙系の色(茶色―茶の伝来とともに生まれた色/ 橡―大伴家持が好んだ着物 ほか)/ 冬の章―紫、無彩色系の色(紫―宮廷びとにもてはやされた理由/ 紫根色―権力を象徴する色 ほか)

【著者紹介】
中江克己 : 函館生まれ。思潮社、河出書房新社、学研などの編集者を経て、現在は歴史作家・染織文化研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    色見本が最初のカラー頁に載っているので該当する色の紹介と行ったり来たりしながら読んでいました。媒染や染めの回数で全く、違う色になる、季節に応じての色のテーマがあるなど、様々な驚きがありますし、「この漢字はこんな読み方をするのか」という発見もあります。また、役者贔屓の色を持って応援するなど、現代での「推し色を纏う」という現象もあったそうです。

  • Cana.t.kazu

     古代から続く日本の美を形作る色彩の多彩さ。 その成り立ちや,二度染などにより繊細な色の違いを形作ってきた。 それも日本の美を独特な物にしてきたのだと思い知らされました。 そのようなことを知れば古典の文章を鮮やかに深く感じられるなとも感じました。

  • あこぶ〜

    「読んだ」とは言い難く、『あきない世傅 金と銀』を読みながら、都度つど色の確認のために開いています。読了する日は来るのかな。でも実は『色辞典』というトンボの色エンピツを、20年以上前にオットからプレゼントしてもらい、今でも使わず持っています。綺麗すぎて使えなーい! と抽斗の奥に仕舞ってあるエンピツよりも本のほうが色は確認しやすいし。それにしても色の和名は美しく、日本人で良かったー、とシミジミ思います。小説に出てくる色すべては網羅されていませんが、色の歴史や染め方も書いてあり、視覚障害者にも説明しやすいな。

  • マリアセシリア

    章が変わるたび、巻頭の色見本を何度も見ながら読み進めた。日本人って本当に繊細なんだな、、、と、つくづく思う。古代から平安時代まで遡って存在した色は、万葉集、源氏物語、枕草子などの文学に細やかに表現されている。江戸時代に流行した色は、正に「粋」なものばかり。この類の書は途中で飽きて投げ出してしまうことが多いが、最後まで読了した。

  • Satochan

    日本の伝統色を解説する本。色見本付き。もうすぐ発売される「江戸彩り見立て帖 」続編の副読本として読んでみた。刈安と鬱金って似たような色なんだ。とか、御納戸色や桜鼠ってこんな色なんだ。とか、いろいろわかります。時代小説を読むとき手元に置いておくと便利。かな。

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