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アメリカ史とレイシズム 岩波新書

中條献

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784004320838
ISBN 10 : 4004320836
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2025
Japan

Content Description

人種主義とは、時代・社会に呼応しながらたえず創り出されていく制度だ。アメリカ合衆国の歴史においては、黒人への差別が「人種」という分類概念を生み、その概念がさらなる抑圧を生み出してきた。奴隷制度から、人種隔離とゲトーの時代を経て現代に至るまで、レイシズムとの複雑な絡み合いから合衆国の歩みをとらえる。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • パトラッシュ

    アメリカは国として成立する以前から、レイシズムが骨がらみになっていた。欧州からの白人移民による先住民を殺して土地を奪い、黒人奴隷を使って農業を行う経済が確立しており、憲法も白人が優先される前提で制定された。ジム・クロウ法やリンチも白人には当然であり、そうした不条理に反抗する黒人やヒスパニックの戦いの歴史が、今日のBLM運動に繋がるアメリカ史の表と裏である実情は、アメリカに夢を抱く人びとの無知を撃つ。ただ著者は黒人音楽など芸能方面には詳しいが、文学や映画では『国民の創生』を除き全く言及がないのは残念だった。

  • skunk_c

    アメリカの人種問題を扱った本は多いが、本書はヨーロッパから移住してきた人々が、植民地から合衆国という国家社会を作り上げる過程で、黒人、先住民をいかに扱ってきたかを、17世紀から説き起こす。その中で「人種」概念がどのように「造りあげられていく」かに焦点を当て、現代のBLMまで射程に入れていく。ゲトー(通常ゲットーだが、こちらの方が実際の発音に近い)の形成から現代のハイパー・ゲトーについての部分が興味深かった。またブラックミュージックにも造詣が深く、ブルースやヒップホップの簡潔で的を射た説明が分かりやすい。

  • pushuca

    主に黒人問題としてのレイシズムを通して見るアメリカ合衆国の歴史。思った以上に複雑だった。

  • takao

    ふむ

  • takao

    ふむ

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