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Com傑作選 上 1967-1969 ちくま文庫

中条省平

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480432711
ISBN 10 : 448043271X
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2015
Japan

Content Description

60年代の伝説の雑誌。手塚治虫、永島慎二などの作品を再録。

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

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リアルタイムで読んでいたわけではないので...

投稿日:2021/07/04 (日)

リアルタイムで読んでいたわけではないのですが、なぜか懐かしさを感じさせてくれる作品集です。ちくま文庫らしい素晴らしい企画ですね。若い人たちにも読んでいただきたいものです。

やすじい さん | 千葉県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • gtn

    手塚治虫氏が理念をとうとうと謳い上げて創刊されたCOM。だが、結果論だが、作り手が気負い過ぎたのが、裏目に出たのかも。その一例が、つげ義春氏と岡田史子氏の同誌上の対談。頭でっかちな岡田氏が、読者に媚びるべきか否かと、つげ氏に詰め寄るが、その答えは時と場合によると自然体。かくして、COMの申し子岡田氏の名を聞くことも稀になり、一方、つげ氏は不朽の名作を今に残す。

  • Vakira

    青年漫画の黎明期。手塚治虫の虫プロが発行した漫画登竜門雑誌の傑作集。 時代は2001年が公開される1年まえの1967年ちょうど「ウルトラセブン」がリアルで放映されていた時代。漫画の純文学作品と言うべきか?手塚治虫は児童向けの漫画の応募を期待していたようだが、青春純文学作品が多い。若いエネルギーを感じます。表現技法にも工夫を凝らし、今読んでも色あせない。感動物。今は亡き、岡田史子、永島慎二、青柳裕介、あすなひろし、坂口尚など当時20前後の若さで投稿作品のレベルの高さに驚いた。もう読めないのが残念。

  • ぐうぐう

    「COM」に掲載された作品を紹介する本はこれまでもあったが、中条省平が編集した本書が特徴的なのは、掲載された漫画だけではなく、コラムや批評を収録している点だ。中でも、「ぐら・こん」に多くを割いているのがいい。読者の投稿コーナーであり、漫画家を目指す若者の交流の場でもあり、やがて全国に支部ができるほどの規模となり、その運動がのちにコミケを生むことになる。岡田史子の衝撃、樋口太郎の前衛性、それらは「COM」の「ぐら・こん」があったからこそ誕生したのだ。それにしても、この頃の手塚治虫はトンがってたんだなぁ。

  • ジロリン

    4歳年上の兄が購読してた(バックナンバーを注文したら1号は完売だったそうで、2号から)ので、一緒になってCOMを読んでました。今回あらためて刊行年度を見てびっくり。67年って、俺7歳じゃん…そんな頃から読んでたっけ。まぁ、何度も何度も読み返したので、感想なんてどんどん上書きされてしまってますがw 「フーテン」の、夜明けの新宿の空を飛ぶ鳥のコマが鮮明に記憶に焼きついてるのは間違いない。

  • くさてる

    60年代という時代を感じる作品集。その時代風俗が面白かったし、それにもかかわらず、根底に流れている若者の精神のようなもの、諦め、怒り、退屈…というものは、いまの作品にも変わらず現れているものだと思った。個人的に好きなのは、「いきぬき」(青柳裕介)「蝶々の泣いた夜」(矢代まさこ)「フーテン」(永島慎二)。マンガ作品だけでなく、評論や記事、エッセーも収録されています。

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