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野村萬斎 なぜ彼は一人勝ちなのか 新潮新書

中村雅之

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784106109447
ISBN 10 : 4106109441
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2022
Japan

Content Description

野村萬斎は、今では子どもから大人までその名を知る人気俳優であり、演出家としても活躍する、狂言方・和泉流の能楽師。だが、多くの伝統芸能の役者の中で、なぜ彼だけがそうなれたのか。萬斎個人の軌跡、政官界から作家・永井荷風らともつながる華麗なる家系はもちろん、能・狂言の歴史を丁寧に紐解き、それぞれの流派の背景や、明治維新から戦後、そして現代までの流れをわかりやすく解説する。古典芸能の教養書。

目次 : 第1章 縦横無尽/ 第2章 狂言方の強み/ 第3章 中庸の芸風/ 第4章 名人の血脈/ 第5章 異質な血/ 第6章 父の轍/ 第7章 二つの壁

【著者紹介】
中村雅之 : 1959(昭和34)年北海道生まれ。横浜能楽堂芸術監督。明治大学大学院兼任講師。能楽プロデューサー。法政大学大学院修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Shoji

    野村萬斎リスペクト一辺倒かなと思いきや、野村萬斎さんのパソナリティーはあまり書かれていません。能狂言を分かりやすく素人に教えてくれる本でした。能狂言の歴史、文化、家系など広く知識と気付きを与えてくれる一冊です。タイトル副題にある、野村萬斎さんが一人勝ちの理由は、狂言の稽古を通して得た能楽師としての表現力や美意識が全ての芸能活動に役立っていると言うことでしょうか。素人の方にお勧めです。

  • しゅうこう

    野村萬斎さんは「にほんごであそぼ」で初めて拝見した時から惹き込まれてしまい、以来今に至るまでずっとファンである。どうしても今まで本人のみにフォーカスしてしまっていたため、どんな家系で、どんな血を受け継いでいるのか改めて深掘りできて良かった。本書にもあったが、東京五輪の苦い思い出のうち、一番残念なのは野村萬斎さんを欠いたことだったと思う。彼が演出の舵取りをしてくれたらどれ程日本文化の素晴らしさを伝えられただろうか。こんな日本の伝統を濃く受継いでいる貴重な存在がまだ十分に世の中に広まっていないのがもどかしい。

  • スコットレック

    本のタイトルは野村萬斎。前半は彼の生い立ち、伝統芸能だけにとどまらない活躍の数々が語られていますが、後半は彼の父、野村万作や他の人物達の描写が多いです。和泉元彌の騒動はゴシップとして興味深い。彼を掘り下げた新書の方も読んでみたいと思ったりしました。ところで能・狂言は馴染みのない人も多いかと思います。落語・歌舞伎に比べるとマイナー感は否めない。同時期に買った新書(大衆演劇)は本にQRコードがついていて本の内容に沿った動画が見れる、という工夫がありました。本書もそういった試みがあればまた良かったかと。

  •  本の紙魚

    横浜能楽堂の館長さんの本だが、ネットのプロフィールに「能楽プロデューサー」とも書いてあってなんだか怪しげ。キャッチーなサブタイトルだし新聞にも取り上げられていたので読んでみた。内容は、能狂言の世界と和泉流野村家の歴史と狂言と野村萬斎氏の活動の話。ファンの人たち向け?なのか、能楽を知らない人向けなのか、よくわからない。この本を読んで知ったかぶりする人とかいたら嫌だな……和泉元彌も野村万之丞も「壁になったかもしれない2人」ではないと思う。伝統芸能の壁って結局、親であり過去の名人たちで、そして何より自分自身だ。

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