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昭和恐慌と経済政策

中村隆英

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784061591301
ISBN 10 : 4061591304
Format
Books
Publisher
Release Date
June/1994
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • esop

    なんとなく手に取った。 だけど、面白い! 昭和は戦争に焦点が当てられがちだけれど、本書は昭和経済の側面を垣間見ることができる。 世界恐慌が起きて、金本位制、金輸出の是非を当時の頭のいい人たちが、日本・世界の情勢を見ながら論争しまくる。 井上準之助、新年を貫いた、結果的に正しかったのかどうかは置いておいて、政治手腕と経済の嗅覚はさすが。 現在の政治に当てはめられることもある。この大局を乗り越えるために、選挙に行って一人一人が考えを持つことが大事。選挙に行こう。

  • かんがく

    かなり古い本だが、とても魅力的な研究。井上準之助の金解禁政策を中心に、昭和初期の経済政策を詳述。経済は政治の影響下から逃れられないという考えのもと、井上本人の政治生命を維持するために再禁止に踏み切れなかったという指摘。高橋や石橋など反対派の意見も細かく研究されているが、経済政策の難しさがよくわかった。

  • Ikkoku-Kan Is Forever..!!

    城山三郎『男子の本懐』の学術書版。基本的な用語理解はもちろん、日本の経済史を当時の社会構造を含めて理解すること。

  • okadaisuk8

    コンパクトに、分かりやすく昭和恐慌というか金解禁に踏み込み、それが失敗した過程を経済・政治・社会の複合的な視点から描く。おまけで付いている平成不況の分析が鋭い。

  • 千日紅

    1967年初出。本書のねらいは1929年(昭和4)から1931年(昭和6)年までの財政金融政策のダイナミックスを多角的に描くことにある。当時実施された金解禁は、歴史的な出来事であるものの、なかなか理解することが難しい。筆者は経済学の理論を分かった上で描いているので、その著述に迷いはない。本書を読んで、この時代の政治経済過程が頭の中で整理できたのが良かった。

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