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明治大正史 下

中村隆英

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784130230704
ISBN 10 : 4130230700
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

名著『昭和史』の著者が時代をさかのぼって捉え返した,明治大正にわたる日本の近代史.政治や経済だけでなく,思想や文化も加えた複合的な視点から,この時期における断面図と歴史的な流れとを交互に描き出し,明治大正という激動の時代の変化を浮き彫りにする.

【著者紹介】
中村隆英 : 1925年、東京に生まれる。1952年、東京大学経済学部卒業。東京大学教授、お茶の水女子大学教授、東洋英和女学院大学教授を歴任、東京大学名誉教授。2013年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 白義

    全体として、物凄く奇をてらった史観や鋭さが目立つというわけではない。しかし、そういう奇に走らない本だからこそ持つよさの殆どがこの明治大正史にはある。口述記録が元なので一つ一つの文章は親しみやすく、しかし通読したら明治大正60年足らずの歴史の全体像がすーっと溶け込んでくる、老大家の焦りのない堂々たる語り口の美がある。特に都市の発展の重要性が目について、日清日露戦争や大正デモクラシーの政治運動、経済発展など、そこで起きた国内の事件の多くが都市で人と人の交流が密になった結果といえそう。明治大正通史では最良の部類

  • coolflat

    日清戦争(1894年)から第二次護憲運動(1924年)まで。下巻では、第3部の「日清・日露戦争」と第4部の「大正時代」に分けられ、話は進む。第3部は、日清戦争とその戦後経営とそれに連なる産業革命、政治リーダーの伊藤・山県から桂・西園寺への交代、日露戦争へと大きな流れをおさえ、日露戦争期以降は、日露関係から韓国併合を述べた後、伊藤の暗殺と明治天皇の崩御をもって明治の終わりとする。第4部は、大正政変から始まり、第一次世界大戦、大正デモクラシー、ワシントン体制の成立、関東大震災、政党内閣時代の到来へと話は進む。

  • koji

    重複の多さは問いません。上下巻800頁の大著で、言うまでもなく名著です。ぜひ高校生には、日本の近現代史を、本書で教えてもらいたいです。日本史の暗記に辟易している人でも、この物語を読めば、苦にならないと思います。草葉の陰の中村隆英先生に深く頭を垂れて読了しました。

  • Hiroshi

    日清戦争から大正末までの本。幕末まで人口5万人の都市は、江戸・大坂・京都・名古屋・金沢の5都市しかなかった。城下町といっても数千〜1万人ぐらいの町であった。明治期には相当の都会が全国にでき、それらが鉄道で結ばれた。それ迄なかった工業が発達した。紡績業と製糸業が輸出産業として伸びていった。農村は人口15百万人、550万戸で、明治の初めから大正期まで変わらなかった。農村が変わるのは昭和30年以降である。東北の農村は大変貧しく、養蚕業をしている地方や西国の農村は豊だった。農村はまた、兵隊の供給源にもなっていた。

  • Masako3

    ★★★ 下巻も読了。日清戦争から大正時代の終焉までをまるでみてきたかのようにわかりやすく口語で解説してくれる。共産主義や社会主義者は、大逆事件、治安維持法を経て、弾圧を受ける。日露戦争で債務が膨らんだ日本は、第一次世界大戦の好景気後の関東大震災と大きく揺れる。伊藤博文、桂園時代や原敬と言ったシビリアンコントロールは比較的効いていた。そして、時代は昭和に移る。

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