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フランス語圏カリブ海文学小史 ネグリチュードからクレオール性まで ブックレット《アジアを学ぼう》

中村隆之

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784894897557
ISBN 10 : 4894897555
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2012
Japan

Content Description

「われわれは自分たちがクレオールであると宣言する」文化の混淆性を積極的に肯定した『クレオール礼賛』(1989)をはじめ、主要な作品を概観。マルティニックなどフランス海外県の現代文学の歩みを紹介。

目次 : 1 ネグリチュードの誕生―1920年代‐1940年代(前史/ 『黒人世界評論』『正当防衛』『黒人学生』 ほか)/ 2 脱植民地化運動の時代―1940年代‐1950年代前半(『プレザンス・アフリケーヌ』/ 『植民地主義論』と『黒い皮膚・白い仮面』 ほか)/ 3 文学と独立―1950年代後半‐1960年代(二つの黒人作家芸術家会議/ 一九五九年一二月事件 ほか)/ 4 クレオール文学という企図―1970年代‐1980年代(アンティーユ性/ クレオール語文学 ほか)

【著者紹介】
中村隆之 : 1975年、東京生まれ。東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程修了。東京外国語大学リサーチ・フェロー(フランス社会科学高等研究院客員研究員)。フランス語圏文学(カリブ海文学・地域研究)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • buchipanda3

    クレオール文学への興味からこちらを。カリブ海にはフランスの海外県が存在する。かつての植民地で、アフリカから黒人が奴隷として連れてこられた場所。近現代の住民たちはフランス人だが、肌の色も祖先の系譜も違うことからアイデンティティを模索し、やがてカリブ文化の混淆性を肯定的に捉えたクレオール文学が生み出された。本作はその流れを1920年代から80年代まで時系列で追っている。独立や同化の思想が交錯し、政治的にもシビアな展開となるが、それだけにその文学には強い気持ちが込められていると感じた。作品を読んでみようと思う。

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