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クィア・セクソロジ-性の思いこみを解きほぐす

中村美亜

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784755401916
ISBN 10 : 4755401917
Format
Books
Release Date
October/2008
Japan

Content Description

性暴力、セックスレス、エイズ、同性愛などの今日的問題を、映画・音楽・アートも含めた身近な話題を通して、マイノリティの視点から捉え直す。ジェンダー/セクシュアリティの新たな展望を切り拓くエッセイ集。

【著者紹介】
中村美亜 : 専門は、ジェンダー&セクシュアリティ研究と表象文化論。現在、大学非常勤講師(お茶の水女子大学、聖路加看護大学、明治学院大学、関東学院大学、東京工芸大学)、東京芸術大学特別研究員。東京芸術大学卒業、同大学院在学中の1994年に渡米。コーネル大学、ミシガン大学(修士課程修了)、ワシントン大学セントルイス(博士課程単位取得退学)で音楽学を専攻。その後、サンフランシスコのセクシュアリティ研究センター(The Institute for Advanced Study of Human Sexuality)で性科学を学ぶ(修士・博士課程修了)。在学中から、セクシュアリティ関連のカウンセリング・サポート、HIV/AIDSの予防啓発、トランスジェンダーやセックスワーカーなどの支援活動に関わる。2003年に帰国後、NPO法人ぷれいす東京の活動協力をはじめ、男女共同参画センターやセクシュアル・マイノリティ関連施設でのワークショップ、性教育の教員対象セミナー、中学・高等学校での講演に携わってきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 空白

    初めてタイトルにクィアと付く本を読んだ。日本でセクソロジーを専攻できる大学は無いとのことで、確かにな〜と。学会は一応あるし、医学や心理学などとの近接領域として学術的に扱われることもある。でも性科学単体を扱うことはあんまり無いよねと思った。逆に言えば色々な領域と重なるところが多くて、多様な視点から検討できるのかもしれない。 本書を読んでそういったことを考えたほか、内容そのものもすごく楽しめた。浜野佐知さんやわたりさんへのインタビューが面白かった。

  • aftonpsalm

    自分のジェンダー化作用にクリエイティブに関わっていくこと。各人が自分らしく生きるためにはどうしたらいいかを、既成のジェンダー観に完全にとらわれずに考えていくこと。そのためには、女性が女性的と思われてきたもの全てを否定する必要はないし、自分にしっくりこない女らしさを無理して演じる必要もない。一般には男らしいことであってもしたければ堂々としていいし、自分の好きな、自分に合った女らしさがあれば、それを大事にしてかまわない。この文に、これまで壁にぶつかってもがきつづけてきたセクマイの私が学んだことが詰まっていた。

  • ra7

    期待して読み始めたが、私には少し物足りなく感じた。エッセイで読みやすいしまとまっているから、一般の人にとっては確かに入門編になるかも。ただ、私は明らかに読む時期を間違えた。もう既にかなりQueerな視点に染まってしまっているもの。少なくとも「ことばとセクシュアリティ」よりも先に読むべきだったなぁ。

  • 風見草

    セクソロジー(性科学)の専門家による、ジェンダーと性に関するエッセイ集です。性欲については、生理であっても心理的・社会的な影響をも受けて作用するものであるとします。インタビューでは、女性向けポルノ映画の浜野佐幸監督が男根主義以外の多様なセックスの描き方を、セックスワーカー"わたり"さんが安全に愉しむという現場での実践を語ります。このほか、著者のワークショップ体験やセクソロジーの研究史にも言及します。「セックスの思い込み」をほぐし、様々な性のありかたに向き合うための、理論と実践の本です。

  • たろーたん

    面白かったのは、セクソロジー・ワークショップSAR(Sexual Attitude Restructuring)で、様々な体験を通して性に対する先入観を取り払い、価値観を再構築する体験型ワークショップだ。ゲイやレズビアン、セックスワーカーなどが三人前後のゲストが一人約15分ずつ体験や思いを離した後、フロアディスカッションをしたり、マスターベーションやファンタジー、青少年のセクシュアリティなどのディスカッションをしたりする。(続)

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