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ISBN 10 : 4831826359
Content Description
動物を“神への捧げもの”とする西洋の供犠との対比から、日本の供養の文化を論じ、殺生・肉食の禁止と宗教との関わりに新たな光を当てた名著が文庫化。狩猟と稲作、供養と供犠、殺生肉食論の展開、動物と植物の供養など、多彩な比較文化的視座と豊富な事例により、稲作文化を超える日本人の多様な民俗と信仰、自然認識を探究する。
目次 : 序章 祭祀と供犠の比較文化序説―“血”の問題を手がかりに/ 第1部 動物供犠と日本の祭祀(イケニヘ祭祀の起源―供犠論の日本的展開のために/ 動物供犠の日本的形態―古代中国との連続と差異をいとぐちに/ 狩猟民俗の身体観―“食”と“生命”のアルカイスム/ 非稲作の祭祀と神饌―〈自然〉と〈聖地〉のかかわりから)/ 第2部 日本宗教のなかの人と動物(古代呪術と放生儀礼―仏教受容のアニミズム的基盤/ 祭祀のなかの神饌と放生―気多大社「鵜祭」の事例を手がかりに/ 殺生肉食論の受容と展開―とくに近世真宗教団の問題として/ 供犠の文化/供養の文化―動物殺しの罪責感を解消するシステムとして/ 動物供養と草木供養―現代日本の自然認識のありか)/ 第3部 柳田国男の供犠理論(人身御供と人身供犠―柳田国男と加藤玄智の「人身御供」論争から/ 「一目小僧」の供犠解釈―その意義と限界をめぐって)
【著者紹介】
中村生雄 : 1946年静岡県生まれ。京都大学文学部(宗教学専攻)卒業、法政大学大学院修士課程(日本文学専攻)修了。静岡県立大学教授、大阪大学教授、学習院大学教授を歴任。2010年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ひさしぶり
読了日:2023/09/06
∃.狂茶党
読了日:2022/07/25
わ!
読了日:2024/02/28
もるーのれ
読了日:2025/05/03
tbsk
読了日:2022/07/03
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