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クジラの骨と僕らの未来 世界をカエル10代からの羅針盤

中村玄

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784652204368
ISBN 10 : 4652204361
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
中村玄 ,  

Content Description

それはハムスターの墓あばきから始まった…骨からスタートしたクジラ博士の研究航海記。

目次 : 第1章 墓あばきから始まった(中学校でのあだ名/ 女ドリトル先生/ ハムスターの墓あばき/ タヌキ汁/ 奥深き寿司ネタ/ そうだ、南米に行こう!/ 井から出た蛙、大海を知る/ 骨ブーム/ デカイ、クサイ!/ クジラは遊ぶ/ クジラの内臓)/ 第2章 南氷洋航海記(いざ、南氷洋/ 南へ南へ/ フィールドワークとは/ 初漁式と神棚/ ナンキョクオキアミ/ なが〜い、ナガスクジラ/ 騒動/ 帰港)/ 第3章 クジラの骨と僕(骨との再会/ クジラを求めて北に南に)

【著者紹介】
中村玄 : 1983年生まれ、埼玉県出身。ダンゴムシから始まった生き物好きは小学校、中学、高校と続き、東京水産大学(現:東京海洋大学)資源育成学科を卒業。2012年東京海洋大学大学院博士後期課程応用環境システム学専攻修了、博士(海洋科学)。(一財)日本鯨類研究所研究員を経て2014年より東京海洋大学海洋環境科学部門で助教を務める。国際捕鯨委員会(IWC)科学委員会委員。専門は鯨類の形態学、とくにナガスクジラ科鯨類の骨格。国際学会Arctic Frontiers 2013においてOutstanding Poster Presentation Award受賞、2017年、日仏海洋学会において北太平洋産ミンククジラの頭骨形態に関する研究で日仏海洋学会論文賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ヴェネツィア

    2022年青少年読書感想文全国コンクール高等学校の部の課題図書。中学生にも十分に読めるし、将来の指針としてはむしろ早い方がいいかもしれない。著者の中村玄氏は東京海洋大学の助教(2022年当時)。クジラの骨の研究者として国際的な賞をいくつか受賞している。そんな中村氏の半生を語る自伝。動物の骨との出会いから紆余曲折を経て、現在まで。ひたすらに好きな道を歩むこと、また常に対象を真摯に見ることが、自ずから独創的な研究成果を生み出すのである。読みものとしても面白い。

  • kinkin

    生き物好きだった著者が、東京水産大学に入学、その後クジラの研究に打ち込み骨格標本づくりの日々を過ごす。やがて調査捕鯨船に乗る機会があり南氷洋に出発、そこで捕鯨の実態、解体、また反捕鯨団体の執拗な攻撃、乗船していた船の火災を経て帰国。その後ノルウェーに行くことが出来クジラに関する研究で受賞読んでゆくとクジラの解体や骨格標本づくりの大変さがよく伝わってくる。私の知人も漂着したクジラの解体に参加したことがあるそうでその臭いたるや凄まじいらしい。でもなにかに打ち込めるというのは素敵なことだね。図書館本

  • ☆よいこ

    小中学生向けノンフィクション。鯨類の形態学の研究者が、研究者になるまでの道のりとその研究内容について語る[第1章:墓あばきから始まった]あだ名は爬虫類好きのハチュー。ハムスターの墓を掘り返して骨格標本作りをしてみた。タヌキの骨格標本にも挑戦。たくさんの失敗から学ぶ。高校で1年間アルゼンチンに留学[第2章:南氷洋航海記]調査捕鯨船に乗り体験したこと。シーシェパードによる妨害行為と火災[第3章:クジラの骨と僕]▽研究はひとりではできない▽研究者が若い子向けに本を書くのが流行ってるのかな。面白いけど。

  • Aya Murakami

    2022年課題図書。図書館本。 ハムスターの墓暴きの所は声を出して笑ってしまった。アルゼンチン留学にしろ墓暴きにしろ家族は寛容だった。それでも墓暴きなんていう罰当たりロックなことを自覚しているようで、念仏を唱えながら墓にスコップを入れるシーンは脳内にこびりつく。 そして捕鯨のエピソードではシーシェパードがお出まし!この手の環境保護団体は嫌いですが、海に酪酸やら発煙筒やらを投げ込んでいるところを読んでますます嫌いになった。

  • oldman獺祭魚翁

    今クジラが熱い。科学博物館ではこの春からマッコウクジラの半身骨格模型が評判になっている。 これは、ちょっと珍しいクジラに関するYA向けの1冊。動物好きがこうじてその骨格模型を作る事から、大学でクジラの研究を行い、ハムスターから初まって、髭クジラの骨格まで大小様々な研究を進めている著者の、気取りのない筆致が楽しい。 こういう本を読むことで、100人いや1000人に一人でも同じような世界を目指す人が現れるといいなぁ。

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