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池田屋事件の研究

中村武生

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062881319
ISBN 10 : 4062881314
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2011
Japan

Content Description

禁門の変、長州征討、戊辰戦争に至る、長州と会津の全面戦争はこうして幕を開けた…。主として長州毛利家側からの視点によって池田屋事件を論述した、幕末史の空白を埋める決定版。

【著者紹介】
中村武生 : 1967年、島根県生まれ。大阪府に育つ。佛教大学大学院文学研究科博士課程前期日本史学専攻修了。歴史地理史学者。専攻は明治維新史、都市史、史蹟論など。立命館大学・京都女子大学・大谷大学・天理大学非常勤講師、特定非営利活動法人京都歴史地理同考会理事長、明治維新史学会大会運営委員、文化庁近代遺跡(政治の分野)詳細調査調査員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • skunk_c

    池田屋事件について、幕末洛中の政治状況を踏まえながら、丹念な史料吟味に基づいて解き明かす。かなりミクロに書かれていて、一片の史料もおろそかにしない姿勢は、史実を確定する作業として高く評価したい。よって本文はかなり微細なのだが、最後に「まとめ」として流れを再整理してあるので大変助かる。また、随所に歴史地理学者としての視点も加えられているが、そうなるとやはり地図の数枚は挿入して欲しかったというのは欲張りだろうか。8月18日政変以降の参預体制の崩壊が、島津久光に対する慶喜の不信からというのは新たな気づきだった。

  • Die-Go

    図書館本。幕末に、長州を中心とする尊皇攘夷派の溜まり場「池田屋」を新選組が急襲し、多くの志士を討ち取った「池田屋事件」。これを新選組の側からではなく、長州側から考察した新書。事実を追うことに主眼を置いて、世間に流布している「池田屋事件」像を打破しようとの試みだったのだろうが、あまりに冗長で、途中で読む気力を無くしてしまった。★★☆☆☆

  • Die-Go

    図書館本。再挑戦。前回同様、途中何度も挫折しそうになったが、完読できた。新選組の功として名高い「池田屋事件」であるが、それを取り締まわれた側(主に長州)からの視点で解読する。一方的見方ではよくないなと思わされた。★★★☆☆

  • maito/まいと

    幕末の中で知名度抜群のこの事件、実は相当わかっていない(特化した研究がされてない)こと、それ自体が衝撃。きちんと向き合った著者が世に送り出した、これまでの通説と異なる事実の数々に歴史研究の面白さと難しさ、通説の危うさを痛感する。これでもまだまだ未開のところがあり、さらなる衝撃が今後待ち構えているかもしれないなあ。そして池田屋事件は色々な人たちの行動大きな分岐点だったんだな、坂本龍馬が危機一髪だったことや、この段階でお龍と相愛だったという事実は、地味だけど大きな衝撃(笑)

  • LUNE MER

    池田屋事件なんて新選組といえば真っ先に誰もが連想するエピソードだと思うのだが、実はこの事件についてがっつり取り組んだ先行研究はあまりないという意外な事実からスタート。最初の方は著者が信用に足る史料に辿り着くまでの苦心譚が語られ、なかなか本題に入らないという面はあるものの、畑違いの自分にとっては歴史の研究者がどれだけ史料の正当性に神経を費やさねばならないのか、そんな地道な苦労を知れただけでも読んだ甲斐はある。「小説で読んだあの名シーン」は史実ではなかった系の話も含まれるが、総じて読み応えのある一冊。

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