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天文学の歴史 宇宙に近づきたかった人類の挑戦(仮)サイエンス・パレット

中村士

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784621086674
ISBN 10 : 4621086677
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

本書では、おもにヨーロッパを中心とした天文学の黎明期から、望遠鏡の発明を経て天体物理学として飛躍的に発展する19世紀中頃までの歴史について解説します。今では高度なビッグ・サエインスに発展している現代天文学とその宇宙観が、どのようにして誕生し、進歩してきたかを知るための格好の入門書です。

目次 : 1 有史以前の空/ 2 古代の天文学/ 3 中世の天文学/ 4 変容する天文学/ 5 ニュートンの時代の天文学/ 6 恒星宇宙を探求する

【著者紹介】
マイケル・ホスキン : 英国ケンブリッジ大学の名誉フェロー。科学史・科学哲学学科の学科長として、30年間にわたって天文学史を教えた。1970年にみずから創刊した国際学術誌“Journal for the History of Astronomy”の編集長でもある。また、国際天文学連合の天文学史分科会会長も務めた。2001年に国際天文学連合は、ホスキンの業績をたたえて、小惑星12223番を「ホスキン」と命名した

中村士 : 帝京平成大学教授。理学博士。東京大学理学部天文学科卒業、同大学理系大学院修了。東京天文台(現在の国立天文台)に入所、NASAのスペーステレスコープ科学研究所研究員(1984〜85)などを経て、2007年に国立天文台を定年退官。専門は太陽系小天体の研究と江戸時代の天文学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 白義

    古代から19世紀、現代的な天体物理学が誕生する直前までの、古典的な天文学の歴史を紹介している望遠鏡が発明され、ニュートンが近代宇宙論の基礎を整えてからの、様々な天文学者達による群像劇の如き新発見の連発、交流の様が良き時代というものを感じさせるが、一番面白かったのは古代の天文学者トレミーが一様な円運動というアリストテレス的な伝統に反し導入した「エカント点」というアイディア。中世ヨーロッパの大学では哲学ではアリストテレス説を教えながら、天文学では堂々公式の世界観に反するトレミーの説を採用していたというのは驚き

  • 牧神の午後

    うーん、同じようなテーマだとサイモン・シンの「宇宙創成」の方が判りやすいかなぁ。しかも扱っている範囲がビッグバン仮説の前で終わっているし。

  • スミレ雲

    昨年11月に印刷博物館で購入した本。天文学、ガリレオ、ブラーエ、ケプラーぐらいが分かる人。古代から続く星の話。占星術と天文学の関係に興味を持った。魔術的な世界にもつながる。中世から近代になる中で、科学の勃興があり、魔術、呪術からの解放があったけど、最近、そういう世界に魅かれる自分がいる。

  • 霹靂火 雷公

    エジプト・バビロニア・ギリシアにおける古代の天文学に始まり、19世紀に天文学が天体物理学や、化学と物理学の一分野になるまでの通史。概略だけですが、重力で有名なアイザック・ニュートンが霊力や超能力のような神秘思想と勘違いされたり、星表で有名なウィリアム・ハーシェル、ジョン・ハーシェル親子の様子といった簡単な伝記のような記事も充実しているので、天文学者たちの人生にも興味が持てました。

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