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大往生したけりゃ医療とかかわるな 介護編 2025年問題の解決をめざして 幻冬舎新書

中村仁一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344984547
ISBN 10 : 4344984544
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2017
Japan

Content Description

前作から5年、後期高齢者の医師だからこそ言える、きれいごとを排した医療と介護の真実とは。世間では2025年問題を解決すべく、様々な取り組みがなされているが、それは結局“弱っても死ねない身体づくり”をしているだけ。つまり健康寿命を延ばそうとすることで要介護期間が延び、社会全体の医療と介護費用はますます増えてしまうのだ。誰もが「ピンピンコロリ」を願うが、それは1等7億円のジャンボ宝くじに当たるよりむずかしいこと。ならば老人はどうすればいいのか?生き方、死に方についての意識が変わる、目から鱗の一冊。

目次 : 第1章 医療業界による“マインド・コントロール”は凄い/ 第2章 「延命医療」と“延命介護”が穏やかな死を邪魔している/ 第3章 年寄りの手遅れで無治療の「がん」は痛まない/ 第4章 自然死なら「看取り」はどこでもできる/ 第5章 繁殖終えたら「死」を視野に生きる、かかわる/ 第6章 “真打ち”は「死に時」がきたら素直に受け入れよう

【著者紹介】
中村仁一 : 1940年長野県生まれ。社会福祉法人老人ホーム「同和園」附属診療所所長、医師。京都大学医学部卒業。財団法人高雄病院院長、理事長を経て、2000年2月より現職。1985年10月より、京都仏教青年会(現・薄伽梵KYOTO)の協力のもとに、毎月「病院法話」を開催、医療と仏教連携の先駆けとなる。1996年4月より、市民グループ「自分の死を考える集い」を主宰し、これまでに二百五十回を数える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Roko

    欧米では、自力で食べられなくなったら、それ以上食べさせようとはしないのだそうです。それが自然なことだと考えているからです。 若い人だって、身体が弱っているときには食べられなくなります。無理やり口に食べ物を突っ込まれたって食べられません。そういうことを強要するのは虐待なのです。 人が死ぬのは自然なことです。少しずつ静かに死んでいくのが自然なことなのだということを、現代の日本人は忘れてしまったのです。 だから改めて、死ぬということを正しく知ることが必要なのです。

  • Twakiz

    少し前に読了していたもの.高齢者の救急搬送が増加して,現場ではどうしたらいいか?病気は治療できても,その後に残るのは弱ってしまい生活が送れなくなる,家に帰れなくなる,食事がとれなくなる,,,などの「廃用」した高齢者が残る,そのサポートをしてくれるご家族もまた高齢・認知機能障害であったり・・.やや極論や乱暴な物言いも混じるが,高齢者世代の先輩医師からの提案,発言は現場の真理をついているなと感じる.救急車を呼んであとはおまかせ,ではダメな時代になっています.

  • 小豆姫

    自然に枯れて朽ちてゆこうとする老人の体に、無理やり水分と栄養を与え呼吸させるのは、延命医療・介護という名の虐待であり拷問なのだ。素晴らしい日本の医療保険制度や介護保険制度を老人が食い潰すのではなく子や孫たちに残してやろう。そのために死に時が来たら潔く身を引きましょうと。医者として言いにくいことをスッパリ言い切る。だからこそ、信頼できる。国民必読の書だ。

  • とく たま

    ボケや痴呆の憚らない単語が気持ちよく現れる。孤独死もよし、行き過ぎた介護も不要、そっと逝かせてくれよ✨と、袋叩きに合いそうな内容を、分かりやすく納得ゆく(読む人の価値観)ように示されている。生かされる介護も医療も本人には苦痛だろうし、若者の負担も大きく、生産性もないのだろうか?!2025年問題の潮目に警鐘を鳴らす。ことが起きる前に読みたいね!

  • 山下 賀久

    1作目がとてもよかったので、この2作目も購入。終末医療の現実とあるべき姿を、老人ホームの附属病院をされている医師が丁寧に書いています。自然死とは何か、見取りとは何か、延命治療と延命介護が穏やかな死を邪魔しているのだという現実を包み隠さず書いてあり、とても考えさせられました。自分自身が死とどう向き合うべきかを改めて考えるいい機会になりました。親も子も元気なうちに読んでおく一冊だと思いました。

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