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やはり死ぬのは、がんでよかった 幻冬舎新書

中村仁一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344986176
ISBN 10 : 4344986172
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2021
Japan

Content Description

52万部のベストセラーとなる『大往生したけりゃ医療とかかわるな』上梓から、約9年。「死ぬならがんに限る」といっていた著者は末期の肺がんになるも、「医療とかかわるな」を実践。多少の息苦しさはあるものの治療は一切受けず、痛みもなく、残された日々を穏やかに過ごしている。前述の本に、現在の著者の病状や心境を加筆したものが本書。「がんは身辺整理をする時間があるからいい」と思っていたが、実際その状況になってみると…。親の務めは、家族に自らの死にっぷりを見せることだという著者の最後の日々を綴る。

目次 : 第1章 やはり死ぬのは、がんでよかった/ 第2章 がんは完全放置すれば痛まない/ 第3章 医療に関する間違った思い込み/ 第4章 死が近づいてきた時の身体のサイン/ 第5章 「死」を考えることは生き方のチェック/ 第6章 医療は限定利用を心がける/ 終章 仏教的考えを日常に活かすと生きるのが楽になる

【著者紹介】
中村仁一 : 1940年長野県生まれ。医師。京都大学医学部卒業。財団法人高雄病院院長、理事長を経て、2000年2月より社会福祉法人老人ホーム「同和園」附属診療所所長を務め、末期の肺がんにより、2020年9月に同所を退職。1985年10月より、京都仏教青年会(現・薄伽梵KYOTO)の協力のもとに、毎月「病院法話」を開催、医療と仏教連携の先駆けとなる。1996年4月より、市民グループ「自分の死を考える集い」を主宰。2020年10月に二百九十五回目を迎え、二十五年間続いた。『大往生したけりゃ医療とかかわるな』(幻冬舎新書)が五十二万部の大ベストセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • バニラ風味

    「死ぬのはガンにかぎる」と説いてきた、医師の中村さん。がんで死ぬんじゃないよ、「がんの治療で死ぬんだよ」と書いています。食べられないのに、無理に食べさせたり、点滴するから、体が辛くなるそうで。食べたくなければ、そのまま、無理させることはなく、だんだん体が弱って死に向かうのが理想。その状態では、エンドルフィンが分泌されるので痛くはなく、本人にとっては、うつらうつらの気持ち良い感じらしい。人生、折り返し地点を過ぎたら、こういうこと考えて、知識を持っておきたいものだと思いました。

  • 還暦院erk

    図書館本。追悼読書。同著者のベストセラー『大往生したけりゃ医療とかかわるな』の加筆改訂版。前書と重なる記述こそ多いけれど、中村先生が本当に「極力医療にかかわらずに」末期癌と添い遂げた、その貴重な記録が新たに出てきてありがたい(2021・6月、81歳没)。コロナウイルスについても、煽りの一切無い科学的な記述。pp63−64を改めて「専門家会議」の皆様に読んでいただきたいかも。でも記した本人は、もうこの世の人ではないのだ…合掌。

  • yamakujira

    事故や災害での急死、病気での突然死、認知症や脳疾患で意思疎通できないままの衰弱死、それらの準備できない死に比べれば、身辺整理もできて遺言も伝えられる癌はたしかにマシな死に方かもしれない。それでも、余命宣告を信じて財産を処分したのに生き続けたり、治療費がかさんだり、自分勝手な配偶者に逃げられたり、余命があるばかりに困窮する事例もあるらしいから、あくまでケースバイケースだよなぁ。それに、いくら準備ができても、あと半年とかあと1年とか、不確定な余命を思うのは精神的になかなかキツイものだね。 (★★★☆☆)

  • ヨハネス

    死ぬと前もってわかればいろいろ準備ができるから、がんで死にたいと常々言ってきた。なぜみんな眉をひそめるのか全然わからなかったけどこの本で裏打ちができた。なにしろ末期ガン本人が言ってるんだもの。それに医療を受けなければ末期ガンも痛みが無いとわかりなおさら意を強くした。一人暮らしだから、ヘルパーさんに伝えなければ。ヘルパーさんが救急車を呼ばないように、この本を読んでいただくか。たぶん遠い将来のことだ、と思うんだけど。どうかなあ。それに「しんどい痛いかゆい」は口にも態度にも出さないこと。できる著者はさすがだ。。

  • Asakura Arata

    この著書を読んでいる限りは末期の癌は治療しないで自然経過を追うのが楽なような気がする。しかし中村先生は潔くてかっこいいなあ。今後このような老人が尊敬される時代がくるのだろう。

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