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ギリシャ美術史入門

中村るい

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784883034475
ISBN 10 : 488303447X
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

古代の神々と英雄と人間たちが織りなす造形世界の魅力。その全体像をやさしく学べる入門書。15本の役立つ「コラム」を収録。

目次 : 古代ギリシャと西洋美術/ エーゲ美術―クレタ島とテラ島/ トロイ神話と発掘/ 陶器の世界/ アルカイック期の彫刻/ デルフォイ―アポロンの聖域/ オリュンピア―ゼウスの聖域/ クラシック期の彫刻と絵画/ パルテノンとフェイディアス/ クラシック後期〜ヘレニズム時代

【著者紹介】
中村るい : 東京生まれ。東京藝術大学大学院修士課程修了。1995年、ハーバード大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。高知大学准教授。専門はギリシャ美術史。1991年、イスラエル・カエサリア遺跡発掘。1992〜93年、アメリカ古典学研究所(於アテネ)研究員。第2回鹿島美術財団賞受賞

加藤公太 : 東京生まれ。2013年、東京藝術大学大学院博士後期課程修了。博士(美術)。順天堂大学解剖学・生体構造科学講座助手、東京藝術大学美術解剖学研究室非常勤講師、デザイナー、イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • taku

    内容とボリュームが丁度よく、気軽に学べるタイトルに偽りなしの入門書。ギリシャ美術の流れをわかりやすく、図版を添えて紹介してくれる。特にあまり知らなかった黒像式、赤像式技法と目の表現の変遷解説はタメになった。折を見て学ぶ美術。観賞眼を養いたいね。

  • Ai

    西洋美術のベースであるギリシャ美術。こ~んな昔になぜこんなすばらしい彫刻が作れたんだろう!すごいな~の一言。 西洋絵画が好きなので、西洋美術史的な本はたくさん読むけど、一つの時代に限定した本を手にすることはこれまでなかった。この本を読んで、逆にこれまで読んできた本から得た知識や情報がより深まったように思う。読みやすくて、著者のギリシャ美術への愛が伝わくる本でした。

  • るるぴん

    ギリシャ美術史の専門的な部分は専門外の自分には「フーン」くらいの感じの理解でしかないが、コラムは興味深く読んだ。ギリシャ時代から「署名画家」とか「署名造形作家」がいたことはいたんだな・・とか、ハスの花(ロータス文様)やヤシの葉(パルメット文様)とか川や海の波紋がモチーフなのであろう(メアンダー文様)が絵の随所に出てきてそれがギリシャの特徴になっていること、横顔の目の描き方が独特なのもギリシャ画の特徴なのとかも意識出来た。ギリシャ時代の絵や彫刻からも技術力とか美的センスが感じられる。

  • minochan

    古代ギリシャの美術とひとくちに言っても、青銅器時代からヘレニズム時代まで流行の変遷があった。本書の楽しいところは、各時代の芸術品を豊富な図録と一緒に紹介するだけでなく、以降の芸術にどう影響を与えたかがそれぞれ説明されているところ。ルネサンス期の芸術だけでなく、ローマ芸術、ピカソなどの近現代アートにも影響がみられる。ギリシャに行ってみたくなった。クレタ島出身の友人がいるのでとりあえずいろいろ話を聞いてみたくなった。

  • 星乃

    西洋美術史の授業で薦められた本。エーゲ美術〜アルカイック〜クラシック〜ヘレニズムまで。彫刻や陶器の装飾技法、それにまつわるギリシャ神話や歴史など。「入門」と言いつつ難解な本もあるなか、本書は正真正銘の「入門」レベルでわかりやすい。しかし、だからと言って内容が薄いわけではなく著者の作品分析には深みがあり、コラムやアメリカ留学時代のエピソードも興味を引く。欲を言えば、作品がカラーだったら尚良かったが、こればかりは自分で検索して調べるより他ない。

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