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水道が語る古代ロ-マ繁栄史

中川良隆

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784306093997
ISBN 10 : 4306093999
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2009
Japan

Content Description

「ローマ帝国の繁栄の原動力はローマ水道」の説を念頭に、古代ローマの水に関わる6つの疑問を浮き彫りにし、江戸上水と比較しながら、ローマ水道の様々な疑問を解明していく。

【著者紹介】
中川良隆 : 昭和22年東京生まれ。昭和44年慶應義塾大学工学部機械工学科卒業。昭和46年東京大学大学院工学系研究科土木工学修士課程修了。昭和46年大成建設株式会社入社。平成15年東洋大学工学部環境建設学科教授。工学博士、技術士(建設部門)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yyrn

    古代ローマ人の建造物に対するこだわりは毎度感心するばかりだが、良い水を安定的に大量に得るためとは言え、500年の間に11本も、総延長500kmにもなる水路を、ほとんど地表には出さずに壮大な水道橋や地下水路を整備してローマ市内まで持ってくるというそのマニアックぶりにはなかなか理解しがたいものがある。対比で1600年後の江戸時代の玉川上水を取り上げて、開渠の水路と木樋で、流量も把握しておらず、管理もアバウトだったと日本が負けているような解説だが、雨量が豊富で、それで260年も維持できたんだから問題ないじゃんか

  • ようはん

    有名なポン・デュ・ガール等の水道橋の技術に市内への配水システムの工夫、完全に規格化された鉛管等古代ローマ帝国の技術レベルの高さには驚かされた。比較対象として挙げられる江戸時代の上水は古代ローマには及ばないレベルで、産業革命でヨーロッパは古代ローマに追いついたとはいうが環境保全や健康面で差が大きい。

  • Uzundk

    ローマ帝国は圧倒的では無いか! 歴史の中で最も早く帝国を志向し、そのために必須となる水道の要素を語る。現代のように電気を自在に配しポンプで駆動し情報を監視できるようになる2300年も前に、高低差50mもある7つの丘と湿地帯に水道を築き、後に100万超の人口を擁し栄えた。その水道へのこだわりは今も欧州の水道の考え方に生きているがそれが再現できたのは18世紀になってからというから驚くほか無い。周りの低い湿地を通って丘の上に水を運ぶために高所から水を引き、水道橋を渡し、密閉管で低地を越える技術はすばらしい。

  • TMHR ODR

    ★×4。散々他で読んで分かっちゃいるけど改めて驚く古代ローマの技術力!水道に関わる技術的なところを建築土木の専門家が、江戸時代の水道と比較して分かり易く説明してくれる良本。弥生時代に1000mにつき19cmの勾配で水道ひけるって凄い。測量とか建設技術の章では唸ってしまった。ウィトルウィウスの建築書、読んでみたい。

  • takao

    ふむ

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