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ISBN 10 : 4022630159
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鉄砲を手にした僧兵が跋扈し、戦国大名と互角に戦い戦火に包まれ滅亡したとイメージされる根来寺。
だが江戸時代をつうじて全国の新義真言宗総本山として君臨、現在も末寺を束ねる。平安末の真言僧覚鑁は高野山上において密教浄土世界をかたちに表し、鳥羽上皇の篤い帰依を受け大伝法院を建てた。金剛峯寺との確執をはじめ度重なる法難のなか、山下の根来寺で覚鑁の教えは中興僧らによって脈々と受け継がれた。法会執行の真摯な取り組みが、各地に残る新義真言宗経典の奥書、仏像胎内に秘蔵された文書から浮かび上がる。僧俗の交わりと経済活動。寺院建築、漆器などの技術の獲得。フロイスにより「仏僧八千」と西洋に報告された大寺院根来寺の、900年におよぶ歴史を読み解き、文化の伝承過程から日本仏教の特質を解き明かす。
【著者紹介】
中川委紀子 : 1948年生まれ。根来寺文化研究所主任研究員。慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程修了。日本仏教美術史専攻。1980年から根来寺本尊像などの文化財調査、境内の史跡指定にかかわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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こぺたろう
読了日:2019/09/11
takao
読了日:2021/08/21
はちめ
読了日:2014/03/31
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