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[USED:Cond.AB] ロマン派の音楽家たち ちくま新書

Yusuke Nakagawa

User Review :5.0
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帯あり
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カバー傷み小
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Catalogue Number
9784480069597
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Books

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カバー傷み小

Content Description

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メンデルスゾーン(一八〇九年)、ショパン(一八一〇年)、シューマン(一八一〇年)、リスト(一八一一年)、ワーグナー(一八一三年)。国は別々だが、一八一〇年前後に生まれた彼らは、友人として緩やかなサークルをつくり刺激しあいながら、“新しい音楽”を創作した。溢れる才能と情熱を生み出したそのネットワークとはどのようなものだったか。恋愛や交流、時代の波は、大作曲家たちの作品にどのような影響を与えたか。同時代を生きた巨人たちの人生から、十九世紀に花開いたロマン派音楽の深奥に迫る!

目次 : 第1章 ベートーヴェン・チルドレン(〜一八二八年)(ひとつの「出逢い」/ リストが入れなかった音楽院 ほか)/ 第2章 革命と青春の旅立ち(一八二九〜一八三二年)(“田園交響曲”の衝撃/ 蘇った“マタイ受難曲” ほか)/ 第3章 恋の季節(一八三三〜一八三五年)(オペラの現場へ/ リストの「運命の女」 ほか)/ 第4章 青春の決着(一八三六〜一八四一年)(引き裂かれた恋/ 逃げた婚約者を追って ほか)

(「BOOK」データベースより)

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 これは非常に面白い着眼点で書かれた本で...

投稿日:2021/04/14 (水)

 これは非常に面白い着眼点で書かれた本です。通常、我々が作曲家のエピソードを「点」として把握し、その作曲者の生涯の中でそういった「点」をつなぎ合わせて前後関係を「線」にするのが精いっぱいで、通常の理解はせいぜいそこまでで終わってしまいます。また、他の作曲家や演奏家との交流があるにしても、その「線上」のエピソードの一つに過ぎません。  しかし、この中山右介さんの本は、たくさんの「個別の作曲家の動線」があちこちで交差して「面」を描いていたという視点を提供してくれる点で画期的です。シューマンとメンデルスゾーンの交友は有名だし、シューマンが駆け出しのショパンを「諸君、帽子を取りたまえ。天才だ!」と批評したのも有名ですが、それにとどまらずに、同時期のパリやベルリンやドレスデンに、リストやワーグナーや、はたまたベルリオーズまで登場し、同じ場所にいたりニアミスしていたりと、実にいろいろなことがあったのだということが分かります。確かに1830〜1850年という限られた期間の、ヨーロッパ主要都市の音楽界という狭い社会であれば、そんなことが起こっていても不思議はないことにあらためて気づかされます。  そんな中で相互に触発されながら次々にいろいろな音楽が生み出され、作曲家同士も互いにリスペクトしたり対抗心を持ったりしながらダイナミックに発展していったことを思いつつ、音楽に耳を傾けるのも一興かと思います。

Tan2 さん | 神奈川県 | 不明

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新しい視点の音楽史的読み物です。1810年前...

投稿日:2017/04/13 (木)

新しい視点の音楽史的読み物です。1810年前後に生まれたメンデルスゾーン、ショパン、シューマン、リスト、ワーグナーの5人の作曲家同士のつながりに重点を置き、ベートーヴェン・チルドレンとしてこの5人およびそのまわりの音楽家が「新しい音楽」を創造してきたという視点を提供してもらえました。ぐいぐい引き込まれる魅力的な1冊です。中川右介さんは読者を惹きつける能力を備えた人だと思います。

テリーヌ さん | 兵庫県 | 不明

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