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二重らせん 下 フジテレビとテレビ朝日 欲望のメディア 講談社文庫

中川一徳

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065395790
ISBN 10 : 4065395798
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

フジテレビのオーナーとなった鹿内家だが、突然のクーデターによって鹿内宏明が放逐され、
日枝久による支配体制が確立される。しかし、その後も、フジの親会社・ニッポン放送株の
10%を握る鹿内宏明の存在が、日枝に重くのしかかった。
それを振り払うためのニッポン放送、フジテレビの上場が、思わぬ「簒奪者」を呼び込むことになる――。
絡み合うようにうごめく二つの「欲望のメディア」。
膨大な内部資料を入手し、その相貌を赤裸々にする。

第四章
簒奪者の影
「上場請負人」の退場
ITバブルのあだ花
堀江貴文とフジサンケイの接点
会社員の枠をはみ出した男
「納期が遅れたら命を貰う」
「改革の旗手」と通産官僚
村上世彰のルーツ
失敗に終わった「前哨戦」
「グリーンメーラー」という批判
プロジェクト・プラネット
一一八五億円もの売却益
「放送」の特権に風穴を開ける
村上のニッポン放送訪問
フジテレビの「露払い」を演じる

第五章
争奪戦
膨れ上がる「失念株」
「お宝をどうするのか」
村上の「両面作戦」
産経新聞会長・羽佐間の本心
「ただ儲けるだけ」ではダメだ
四人だけのチーム
堀は埋められた
十二年ぶりの極秘会談と秘密交渉
グループ内部の溝と断絶
「出口探し」に焦る村上
屈辱の株主総会
潰れた「三木谷カード」
堀江貴文の挑戦
「もう会うのは止めよう」
村上世彰の新たな策略
「ニッポン放送はなくなってしまいますよ」
謀略に次ぐ謀略
「彼はやりすぎだな」
ホワイトナイトの登場と終戦
アナウンサーはなぜ自殺したか

第六章
亡者の群れ
阪神タイガースという禁断の果実
潜行取材する司法記者
鹿内家の孫の入社
「絶対、天罰が下る」
エピローグ

【著者紹介】
中川一徳 : 1960年生まれ。フリーランスジャーナリスト。月刊『文藝春秋』記者として「事件の核心」「黒幕」「悶死―新井将敬の血と闇」などを執筆。2000年に独立。’05年に『メディアの支配者(上・下)』(講談社文庫)で、講談社ノンフィクション賞と新潮ドキュメント賞をダブル受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • nishiyan

    フジサンケイグループを放逐された鹿内宏明が持つフジテレビの親会社ニッポン放送株を巡り、日枝久、村上世彰、堀江貴文らが激しい戦いを繰り広げる下巻。ニッポン放送株に目をつけた村上世彰だが、持ちきれなくなり…という経緯とともに、この嵐に堀江貴文が巻き込まれる様は面白い。フジサンケイグループは一枚岩ではなく、親子逆転を狙う日枝久、親会社の地位を失う無能なニッポン放送経営陣、産経新聞社長・住田良能の動きと何とまあ小物たちが集まったものだなと。宴は終わり、十数年が経ち日枝体制が清算されることになるとは思わなかった。

  • コブタ

    ITバブル長者の跋扈からハゲタカファンドそしてホワイト・ナイトと、フジTV及びニッポン放送株を巡って闇で蠢く。中居問題やら局内セクハラやらも本人達と局内上層部が退場して決着。そりゃ放送局と新聞社が系列じゃ後追いなんかしやしない、いつの間にかスポンサーも戻っているし。喉元過ぎれば熱さを忘れる、自助努力なんのその。経済犯罪者の娘が親の事業を受け継ぎ、有罪とはならなかったが家宅捜索をされたのは親の因果か。

  • 辻井凌|つじー

    フジテレビとテレビ朝日。どちらも日本を代表するテレビ局だけど、そもそもどうやって生まれて、どんな人たちが関わってきたのか。実はそこには、思わず「うわー……」と声が出そうな話がごろごろ転がっている。表紙からしてすでにやばそうな雰囲気で、『アウトレイジ』感が漂っている。「全員悪人」という言葉がぴったりハマる内容だ。 ※上下巻合わせた感想 https://note.com/nega9clecle/n/n488d5291e128

  • shonborism

    フジテレビの親子関係のねじれを村上ファンドが狙うあたりから下巻は始まる。当時のニュースは日枝とホリエモンがよく出ていた気がするが、実際に裏で動き回っていたのは村上の方だったと。文庫版のあとがきでは先日の混乱にも言及。

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