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二重らせん喧噪と欲望のメディア

中川一徳

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065180877
ISBN 10 : 4065180872
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

フジテレビとテレビ朝日。二つのテレビ局が生み出す「カネ」と「利権」に群がった面々―名著『メディアの支配者』から14年、前作を凌駕する圧巻のノンフィクション。

目次 : プロローグ 知りすぎた男/ 第1章 金のなる木/ 第2章 喧噪の時代へ/ 第3章 マネーゲーム/ 第4章 簒奪者の影/ 第5章 争奪戦/ 第6章 亡者の群れ/ エピローグ

【著者紹介】
中川一徳 : 1960年生まれ。フリーランスジャーナリスト。月刊『文藝春秋』記者として「事件の核心」「黒幕」「悶死―新井将敬の血と闇」などを執筆。2000年に独立。フジサンケイグループを支配した鹿内家の盛衰を描いた『メディアの支配者』(上・下、講談社刊)で講談社ノンフィクション賞、新潮ドキュメント賞をダブル受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • trazom

    帯にある通り「圧巻のノンフィクション」。戦後から現代まで、フジテレビ、テレビ朝日に関わる数多くの人たちの欲望の絡み合いが克明に描かれる。旺文社の赤尾家、東映、田中角栄、朝日の村山家、フジの鹿内家、村上世彰・堀江貴文氏らによって繰り広げられるドラマは、メディアの公共性とは全く無縁の、金と権力の亡者による醜い争いの連続。終章で「なぜテレビは、こんなに下らないのでしょう。…日本の権力者と官僚はテレビの協力を得て、まんまと国民の白痴化に成功しました」という安部譲二さんの言葉が引用されているが、その通りだと思う。

  • キタ

    554Pの大ボリュームのためやっと読了。 今のメディアの歴史、問題点の基がこれでもかってくらい詳細に描かれてる。 特に後半章のフジTVページは、今のフジTV問題の根底から日枝問題までどうしょうもない事実がてんこ盛りでメディア野郎(メデイアに興味ある方々)にはたまらない内容。 どいつもこいつもアウトレイジな奴らばかり。 特にフジテレビも会長(基)日枝と村上ファンドの村上の姑息で政治的て抑圧的な行動は人間のイヤな側面が全てでてる。 この中では、一番まともなのはホリエモンかもしれないって思ったよ。

  • スプリント

    きっとこの本に登場する人物がみな死去した時には ドラマ化されるのだろうな。と思わせるくらい読み応えがあった。 メディアやITは虚業と背中合わせだから面白い。

  • さく

    迫力ある内容でした。儲かって儲かって仕方ないテレビ局が倫理や文化的意識、国民の財産である電波を借りている意識など全くない、特権意識だけがあって。その環境はすっかりかわり、フジも崩壊をはじめた。凄い細かな内容で、怒涛の展開でした。登場人物らが、まだしがみついているのがさらに凄い

  • furu_sato_sf

    近年まで社会に多大な影響を与えたメディアであるテレビの支配権をめぐる、戦後から2000年代初めまでの争いの歴史小説とも言える。題名にある通り、まさに人々の欲望がらせんのように絡み合うようである。その影響力の大きさに対して、国の免許事業であるテレビに、本当の意味での「権力監視」が可能になるわけもなく、そのテレビから利益を得ている新聞も同じ同じ穴のムジナと言える。一つ間違いないのは、テレビの影響力低下により、テレビは娯楽の要素の一つとなり、「権力監視」の機能はWebやSNSに取って代わられたということ。

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