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ISBN 10 : 4905930782
Content Description
私たちはさまざまな社会的関係をもちながら暮らしています。魚類も、異性間はもちろん、同性間、親子間、ときには異種間においても、繁殖や餌や隠れ家などをめぐって、さまざまな社会的関係が生じています。このシリーズでは魚類の社会行動・社会関係の興味深いトピックスをとりあげ、進化生物学・行動生態学の視点から掘り下げて、詳しくかつわかりやすく解説しました。理論や事実を解説・紹介するだけではなく、研究プロセスについても、きっかけ・動機をはじめ、どんな苦労があったか、それをどう工夫して乗り越えたか、どんな思わぬ展開がみられたかなどを、臨場感たっぷりに書き込んであります。
目次 : 1 雄が小さいコリドラスとその奇妙な受精様式(研究材料アカコリ/ いつ、どの雄が受精させるのか ほか)/ 2 カジカ類の繁殖行動と精子多型(ヨコスジカジカ―漁師の嫌われ者/ 精子の形はいろいろ ほか)/ 3 フナの有性・無性集団の共存(諏訪湖のフナ/ 有性生殖2倍のコスト ほか)/ 4 ホンソメワケベラの雌がハレムを離れるとき(性転換するさんぱつ屋/ 船越のホンソメワケベラの産卵時刻とハレム外産卵 ほか)/ 5 タカノハダイの重複なわばりと摂餌行動(研究準備/ 研究開始 ほか)
【著者紹介】
中嶋康裕 : 理学博士。1953年大阪府に生まれる。1987年京都大学大学院理学研究科博士課程修了。現在、日本大学経済学部教授
狩野賢司 : 農学博士。1963年茨城県に生まれる。1994年九州大学大学院農学研究科博士課程修了。現在、東京学芸大学教育学部助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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