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新版 障害者の経済学

中島隆信

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784492315057
ISBN 10 : 4492315055
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

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Book Meter Reviews

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  • カレー好き

    障害者にまつわる社会のカラクリ。日本とは違う外国の障害者への環境の違いなど、コラムが面白い。ちょっと昔の東横インや乙武さんの銀座のレストラン騒動の見解も面白い。障害者雇用率を高めるため必死になる大企業と、そのしわ寄せを食らう中小企業。障害者本人たちの働きがいなど、置いてけぼりにされていないか?知的障害はできることの範疇が様々だから、その本人に見合う仕事が社会に貢献できて、何よりも本人が元気に仕事を続けられる環境を提供する社会になってほしい。☆4つ

  • なるみ(旧Narumi)

    多面的に述べられていて、学ぶことの多い一冊でした。

  • Natsuko

    著者は脳性まひの息子を持つ経済学者。障害福祉を、時に私たちが心に抱きながらも口に出すのは憚るようなワードを使って、客観的に切っている。タイトルのような障害者と経済とは、考えること自体がタブーの風潮があるが違う。お金をいただいて施設を利用していただき、国からも補助金をいただき、給料をもらって生活している。私自身も、仕事として職業としてそして経済活動の一環として組織で活動していることを常に頭に置く意識は必要だと感じた一冊。

  • naohumi

    前作から12年。障害者の数、制度、取り巻く環境は大きな変遷があった。そういった流れを受けて、世の中の障害者についてを経済的な視点から分析、課題や提案についてを客観的且つ合理的に考えられている。 そこには、守るべき弱者ではなく、経済活動の一旦を担う障害者観があり、感情を挟み込む余地がない感想を持った。よい悪いは別にして、世の中を俯瞰して見る当たり前の考え方なのかもしれない。そんな気づきが得られた事は収穫だった。タイトルは障害者の経済学であったが、障害者を起点に世の中を深堀する内容。

  • 貧家ピー

    経済学者の著者が、経済学の視点で障害者をめぐる問題を、経済学の視点からとらえ直した本の改訂版。機能不全があっても社会が問題視しなければ障害者にはならない。障害の原因は機能不全ではなく社会の方にあるという考え方が障害の社会モデル。原則として人間が持っているはずの機能について一定の基準を満たさない時に障害と定義づけるのが医学モデル。医学モデルに基づく福祉の考え方は障害者と言う特別枠をあらかじめ設定し、そこに収まった人を支援の対象とすることが、社会モデルが広がらない原因という見方が興味深かった。

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