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会社と株主の世界史 ビジネス判断力を磨く「超・会社法」講義

中島茂

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784296121397
ISBN 10 : 4296121391
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

物言う株主への覚醒が問う会社の存在意義。「所有と経営」をめぐる戦いの歴史とともに、現代の会社が直面する課題を浮き彫りにする。

【著者紹介】
中島茂著 : 中島経営法律事務所代表。弁護士。弁理士。東京理科大学MOT上席特任教授。1977年東京大学法学部卒業。1979年弁護士登録。2007年、日本経団連「行動憲章実行の手引き」改定に関与。日本証券クリアリング機構、リクルート、三菱商事の社外監査役を歴任。2006年から2011年の日経ビジネス弁護士ランキング(コンプライアンス部門、危機対応部門)で、6年連続1位を記録する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ta_chanko

    イギリス東インド会社の歴史を辿りながら、株式会社の発展について分かりやすく述べられている。もともとはイギリス国王から貿易の特許を与えられた商人たちがそのはじまり。利益を1回の航海毎に清算・分配するのではなく、永続的な組織として法人化。また南海泡沫事件などの混乱も経て、「株主の有限責任」や「所有と経営の分離」といった原則を確立。また社会的責任を果たしたり、事業や経営の透明性を示すためにコーポレートガバナンスやコンプライアンスといった概念も作り上げてきた。さらに近年はサステナビリティも重要な指標になっている。

  • よっち

    英国東インド会社まで遡り、株式会社の存在意義と経営の在り方をめぐる歴史をエピソードとともに辿り、現代の経営の課題を探る1冊。会社は法人であるとはどんな意味なのか、分かりにくい定款の意味、法人制度の欠陥といった基礎的な知識、東インド会社時代の株主無限責任から有限責任が認められるようになった経緯、ホールディングスの責任という抜け道をめぐる今日的課題。株式を売る権利、所有と経営の分離と株主総会の変化、株主と経営者は株式会社を変えていけるのか、社会・株主と経営者・時の権力者とのせめぎ合いの歴史は興味深かったです。

  • こだまやま

    考えてみれば、株主の有限責任というのは、企業の経済的成長果実を全て支配するポテンシャルに比べて、不釣り合いに小さいリスクではある。会社法の解説はたいてい、取締役=義務、株主=権利、みたいな感じだし。 そのバランシングとして、株主総会の限定主義に代表される、経営と所有の分離の徹底がある、ということかな。 最近はESGとか企業の社会的責任とか言われるが、経営に影響を与える株主に影響を与えるものは、何なんだろう。時代とか空気みたいなものになってしまわないかな、と、ESGを覆すトランプ就任の今、そこが気になる。

  • ゆる言語学徒Nk

    国王の許可 収入源にするのが目的 許可した事業が競合してはいけない 定款は絶対 競合回避が目的 東インド会社の成功 模倣悪徳業者が頻発 有限責任に問題がある 否定される歴史 資本集約の凄まじさ 鉄道事業で再注目 有限責任の解禁 

  • ぎぃ〜

    コンプライアンスの第一人者である中島弁護士の著書。会社法の歴史を東インド会社設立の1600年からわかりやすく解説しており、入門書ながら多くの気づきを与えてくれる。また文体には著者の誠実な人柄がよく出ていると思う。現代の会社法や株主をめぐる法規制が、過去のどのような事件、事案から導き出されているかよくわかりストンと腑に落ちる本。おすすめです。

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