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文字禍・牛人 角川文庫

中島敦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041109021
ISBN 10 : 4041109027
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2020
Japan

Content Description

古代アッシリヤの大王は、毎夜図書館に出没すると噂される「文字の霊」について、老博士に調査を命じる。博士は万巻の書に目を通すがそれらしい説はない。ある日、ひとつの文字を終日凝視していると、いつしかその文字が解体し、意味の無いひとつひとつの線の交錯としか見えなくなった。この発見を手初めに、文字の霊の性質が次第に判って来たのだが…(「文字禍」)。知られざる傑作6篇を選りすぐって収録。

【著者紹介】
中島敦 : 東京四谷に生まれる。昭和8年、東大国文科卒。横浜高女で教鞭を執りつつ、作家を志し、「山月記」等発表。昭和17年12月、33歳の若さでぜんそくの悪化により夭折。死後に「弟子」「李陵」等が発表され、その異才が惜しまれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ehirano1

    表題作の「牛人」が印象に残りました。短編なのに、もしくはだからこそ濃密に纏まっているのは流石だと思いました。「牛」が何のメタなのかもそうですが、そもそもなぜ「牛」なのか?ということがとっても気になってます。

  • 鱒子

    「虎狩」を表題作に持ってくれば、このイラスト表紙と相まってインパクトは絶大であるはず。しかしあえて「文字禍」ってのがなんともニクいです。——「彼はあれほど言葉を巧みに使って執筆しながらどこかで言葉を信用していなかった」とは池澤夏樹さんの名解説。この言葉は表題作「文字禍」に色濃く現れています。

  • けそけそ

    中島敦のあまり知られてない作品を集めた短編集 ⭐︎4 あまり有名でない6編。読んだことのない作品がいくつかあったので購入。やはり濃密な作品群。牛人のゾクゾクくる感じ、やはり中島敦は中国の古典に出典を得る作品は名作ですね。文豪ストレイドッグ見てないから、この表紙だとやや買いにくい、、

  • 優希

    面白かったです。不気味で不思議な世界観に引き込まれました。史実がベースになっているのも興味深いところです。知られざる名作短編に触れることができました。

  • 優希

    怖さと不条理の世界に引き込まれます。リズム感が存在しているような感覚がありました。表題作『文字禍』は文字を不気味なものにしているのが面白いです、文字が必要な私たちにとって文字は離れることができないものなので、囚われているのでしょうね。他の作品も不思議な雰囲気でした。

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