Books

フィリピンパブ嬢の社会学 新潮新書

中島弘象

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784106107047
ISBN 10 : 410610704X
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2017
Japan

Content Description

「アイシテルヨ〜」の笑顔のかげに、凄まじい人生があった。フィリピンパブを研究するうちに、あるパブ嬢と付き合うようになった筆者は、その奴隷同然の暮らしを目の当たりにする。月給6万円、偽装結婚、ゴキブリ部屋に監視付、休みは月に2回だけ…そしてある日、彼女に懇願されて、雇い主のヤクザのところに、なぜか乗り込む羽目に!前代未聞、ノンフィクション系社会学。

目次 : 第1章 フィリピンパブって何ですか/ 第2章 ねえ、私と付き合ってくれる?/ 第3章 助けなんていらない/ 第4章 信じてほしいと言うけれど/ 第5章 フィリピンパブ嬢のヒモになる/ 第6章 母は絶対に会わないと言った/ 第7章 どれだけ金があっても足りない/ 第8章 そして彼らはいなくなった/ 第9章 ビザと就職と結婚と

【著者紹介】
中島弘象 : 1989(平成元)年、愛知県春日井市生まれ。中部大学大学院修了(国際関係学専攻)。在学中から、フィリピン人女性と日本人男性の間に生まれ、経済的に恵まれない日比国際児たちの支援活動にかかわり、現在は比NGO組織「DAWN」と連携して活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
☆

4.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
1
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
☆
フィリピンパブの仕組みやフィリピン人の家...

投稿日:2021/04/09 (金)

フィリピンパブの仕組みやフィリピン人の家族観など書かれているものの、全然社会学じゃなくて笑ってしまったが、面白いことはめっぽう面白い。筆者の行動に必ずしも共感できるわけではないが、これから大変なこともあるだろうけど二人に幸あれ!と素直に思った。

いえつん さん | 東京都 | 不明

0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 鉄之助

    深夜のTVドラマ「ヒモメン」じゃないけれど、「大学院卒の筆者がフィリピンパブ・ホステスのヒモになった」との惹句に魅かれて読み始めた。面白い!! この本が出来上がったキッカケは、偶然出会った元・朝日新聞記者の勧め。「参考文献から引用? そんなものより、君が経験した事実をかけ!」と発破をかけられ完成した。体当たりルポを超え、立派な「社会学」になっている。

  • ホッパー

    面白くて一気読みした。タイトルや表紙から、真面目な研究考察本かと思いきや、中身はノンフィクション恋愛小説のようなスタイル。続編が出れば是非読んでみたいと思う。

  • おかむら

    これは楽しい! 「社会学」ではないですが。大学院生が研究対象として近づいたフィリピンパブ嬢と恋に落ちてしまう。ダメじゃんそれ! 指導教授も親も大反対。そりゃそうだ。文章があまり上手くない(でも素直で読みやすい)のもイマドキの若者の体験記としてリアルで好感触。ドラマ化したらいいなあ主演柄本時生で。新書で社会学というお固い感じにした出版戦略がある意味アタリ。

  • おさむ

    「ミイラ取りがミイラになる」。この言葉を地でいく大学院生の体験記はすこぶる面白い。フィリピン女性の実態を論文にまとめようと通い始めた名古屋・栄のパブ。そこで働くミカと恋仲に落ちて結婚に至るストーリーは、ドラマのよう。ヤクザが仕切る偽装結婚や奴隷に近い夜の過酷な労働、パブ間やホステス間の熾烈な競争‥‥。こう書くと怖い話だが、なぜか明るい。ミカの底抜けの楽観的な性格と2人の若さゆえか。出稼ぎ者にお金を無心し続けるのは構わない、というフィリピンの家族観は到底理解できないが、認めるのが真の異文化交流なのだろう。

  • ばんだねいっぺい

     タイトルが誤解を招く。これは、できるだけ、多くの人に読んでほしい本。新書じゃなくて、いいのではないか。  著者の中島さんの憎めなくて、好ましい人柄が文章を通じて伝わってくる。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items