Books

長いお別れ 文春文庫

中島京子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167910297
ISBN 10 : 4167910292
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2018
Japan

Content Description

かつて中学の校長だった東昇平はある日、同窓会に辿り着けず、自宅に戻ってくる。認知症だと診断された彼は、迷い込んだ遊園地で出会った幼い姉妹の相手をしたり、入れ歯を次々と失くしたり。妻と3人の娘を予測不能なアクシデントに巻き込みながら、病気は少しずつ進行していく。あたたかくて切ない、家族の物語。中央公論文芸賞、日本医療小説大賞、W受賞作。

【著者紹介】
中島京子 : 1964年生まれ。作家。2003年田山花袋『蒲団』を下敷きにした書き下ろし小説『FUTON』でデビュー、野間文芸新人賞候補となる。2010年『小さいおうち』で直木賞を受賞し、2014年に山田洋次監督により、映画化。同年『妻が椎茸だったころ』で泉鏡花文学賞を受賞。2015年刊行の『長いお別れ』で中央公論文芸賞と日本医療小説大賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 鉄之助

    誰にでも訪れる「老後」。世の中、思い通りにならないことだらけ、と思い知らされる1冊だった。しかし、決して読後感は悪くない。「QOL」クオリティー・オブ・ライフ。人生における質を高める、とは人それぞれ個人個人によって違っていいのだ、と心底から思った。入会費2〜5000万円、月々の支払いも25万円と高額で、なおかつ、1000人待ちの老人福祉施設に入ったとしても、その人は幸せに死を迎えられる、とは限らない。主人公の老人と、見ず知らずの二人の幼い姉妹がメリーゴーランドに乗る第1章のシーンが、たまらなく美しい。

  • ケンイチミズバ

    山田洋次監督が描く家族の日常みたいだった。とてもよかった。認知症でも時に会話が成立してしまうのはユーモラスだな。私の母も認知症が進んで施設に入所した。母を捨てたような後ろめたい気持ちが今もあるが一緒に暮らすことは無理だ。毎日のように施設から連絡がある。洗剤を飲んだ、他人の歯ブラシを勝手に使ったり捨てたり、初めからなかったモノやお金を盗まれたと騒いだり、切りがない。面会に行くと必ず家に帰りたいと言いながらも別の会話をすると帰りたい気持ちすら忘れてしまう。血の繋がらないこの人から虐待も受けたけど今は許すよ。

  • 五右衛門

    読了。私自身、男のためかあまりにも身に摘まされる想いで読み終わりました。辛いですよね。ご本人も、ご家族も。病気だと解っていてもどうしようもない環境ですもんね。子供たちには各々自分達の生活があり妻にばかり頼れば共倒れ、やるせなさが伝わってきました。自分だけは【勝ってな思い込み】ボケないと思っていてもこればかりは解らないですよね。こりゃ早目に終身特養予約だな。周りの人に迷惑かけたくないものね。

  • 本読みたぬき

    認知症の夫を10年にわたり老々介護する妻と3人の娘の物語。ずっと前から読まなければと思っていた本だったけど、かなり辛い読書体験だった。老・病・死は誰もが目を背けたい、しかし避けられない現実だ。この本の家族はとても仲が良く、お父さんが妻と娘たちに心から愛されているのが小説としての救い。

  • 新地学@児童書病発動中

    中学校の校長だった東昇平が認知症にかかり、妻と3人の娘の世話を受けるようになる。彼の認知症は徐々に進行し、妻も網膜剥離を患って……。私のように親の介護をしている人間は共感できる小説。新薬のメマリーを、妻の曜子が躍起になって手に入れようとするところなど、他人の事には思えなかった。良い薬がないので、新しい薬ができたらそれに縋りたくなる。昇平が故郷に帰りたがるところも、母にそっくりでその迫真の描写に唸った。ユーモラスに暖かく描かれているが、これが日本の現実だ。それを知らしめる力を持った作品だと思う。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items

HMV&BOOKS online Recommend