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にぎやかな星空 日本橋牡丹堂 菓子ばなし 十三 光文社文庫

中島久枝

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334105013
ISBN 10 : 4334105017
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

夜咄の茶会用の菓子を求めて、日本橋で茶道と茶花を教えている直枝と名乗る客が訪れる。小萩が夜咄の菓子について考えていると、幹太が手伝うと言ってきた。そこから数日後、直枝の生徒が彼女と幼なじみとの心をつなぐお菓子を作ってほしいとやってきて――?
季節の菓子と人情に心温まる大好評シリーズ第十三巻

【著者紹介】
中島久枝 : フードライターとして全国のおいしいお店や素敵な人々をたずね、歴史や文化とともに新聞や雑誌に紹介。読売新聞土曜日夕刊に隔週で「甘味主義」を連載中。2013年、『日乃出が走る―浜風屋菓子話』でポプラ社小説新人賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • タイ子

    シリーズ第13弾。今作は懐かしい昔話の「鉢かつぎ姫」にちなんだお菓子が出てきてそれを依頼した紙屋の元おかみの優しさのこもった意図にホロリ。かと思えば小萩の友達・花絵が悩んでいる。夫に別の女性がいて、子供までいる。思い込んだらそれが花絵の心の中ではすっかり現実になってしまっているから深刻。真実を知るために小萩がひと肌脱ぐって話。そして、幹太が嬉し恥ずかし恋をする話。相手は年上のお茶の師匠。幹太に春がきた?!最後に小萩に嬉しいことが。ますます賑やかな「牡丹堂」の話はまだまだ続きそうです。

  • おしゃべりメガネ

    シリーズ第13弾になります。職人「伊佐」と一緒になってからも、引き続き菓子屋で働く「小萩」には相変わらずお菓子の注文が入ってきます。チーム『牡丹堂』の面々のチームワークの良さはも相変わらずで、特に「幹太」の成長が著しく、シリーズをずっと読んできた側としては嬉しさがひとしおですね。サポートに徹する「須美」さんとのちょっとしたやりとりから、「お福」が「小萩」に伝えるメッセージには深く考えさせられました。ツンデレの「伊佐」さん、なんだかんだいって、ちゃんと「小萩」のコトをとても大切にしてるのがステキでした。

  • はにこ

    小萩はまだまだ子供っぽいとこあるのかな。伊佐がちゃんと気持ちを表現できるようになって良かった。今回もお菓子で人の心をつないだりしたね。実際どんなお菓子なのかなと想像すると楽しい。幹太は将来どんなお嫁さんを迎えるのかな。お葉さんに似た人に惹かれるのかな。小萩もとうとうお母さんになるのか?楽しみだねぇ。

  • やま

    前作も、難しい問題があったが。此度は、最後の「阿古屋のひみつ」は、重いものが残った。ただお菓子の美味しさ、その作り方を描いたものでなく、いろんな感情を織り交ぜて物語を作っている。シリーズ13作目。2024.11発行。字の大きさは…小。2025.08.02〜05読了。★★★★☆ 図書館から借りて来る2025.07.21。相州の鎌倉の端から出て来て5年、牡丹堂の職人としてお菓子を作れるようになった小萩に転機が訪れた。これからどんな物語になっていくのか楽しみです。

  • kayo

    肩身の狭い女の生き方がお江戸から現代まで依然と残るかなしさを感じます。娘時代、年頃の独り身、妻、母、コマを進めれば進めた場所で余計な言葉を吐かれる始末。甘いものでもいただかないとやってられないわ。今回登場するお菓子も牡丹堂の職人の知恵が詰まったものばかり。嬉しい時、悲しい時、ここぞという時に寄り添う創作菓子そろい踏みです。お菓子と共に今回登場する直枝、綾、花絵の三人の女性たちの抱える辛さに思い当たる読者は多そうです。でも、心の持ちようと視点が変わるとその辛さがふと消える日が必ず来る、そんなお話たちでした。

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