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ガレットもの(仮)

中島久枝

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784758414487
ISBN 10 : 4758414483
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「店の名前はポルトボヌール。幸せの扉って意味よ」派遣契約が終わった日の帰り道、バターと砂糖の甘い香りに誘われて詩葉が見つけたのは、千駄木の路地奥にある「ガレットとクレープの店ポルトボヌール」。アンティークな雰囲気の店を一人で切り盛りするのは、赤い髪の店主・多鶴さんだ。こだわりの詰まったガレットをひと口食べて魅了された詩葉は、4日間通いつめ、雇ってもらうことに。多鶴さんの焼くブルターニュ仕込みのガレットと謎めいた常連さんに囲まれて、独身、貯金なし、彼氏なし、35歳の詩葉の新たな生活が始まる―。疲れた心をおいしく癒す、連作短篇集。

【著者紹介】
中島久枝 : 東京都生まれ。学習院大学文学部哲学科卒業。フードライターを経て、2013年、時代小説『日乃出が走る 浜風屋菓子話』で第3回ポプラ社小説新人賞特別賞を受賞し、デビュー。「日本橋牡丹堂 菓子ばなし」(光文社)「一膳めし屋丸九」シリーズにて、日本歴史時代作家協会賞文庫書き下ろしシリーズ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    中島 久枝、初読です。ガレットの小説も初めてで興味がありました。本書は、ガレット連作短編集、オススメは『白井さんのレモングラスティー』です。ガレットは何度か食したことがあり、美味しいとは思いますが、食事としてのボリュームから何時も物足りなさを感じます。それがピザと違って、世界定番とならない理由かも知れません。本書もその傾向がありました。 http://www.kadokawaharuki.co.jp/book/detail/detail.php?no=7058

  • シナモン

    お任せなし、シェアもお断りのガレットとクレープのお店「ポルトボヌール」。店主の多鶴さんのスパッと潔い感じがとても好き。「仲違いってそんなに悪いこと?」「人それぞれ立場が違うんだから全員が同じ意見にはならないの。それでいいのよ。あなたはあなた。私は私。遠慮したり、自分を曲げたりする必要はないわ。」優しく、そっと…ではないけどガツンと励ましてもらえてる気がしてとても良かったです。

  • おしゃべりメガネ

    時代小説の『日本橋牡丹堂菓子ばなし』シリーズでガッチリとココロをつかまれた作者さんの現代モノになります。やはりフードライターの経歴からくるモノなのか、食べ物描写は時代モノだろうと現代モノだろうと関係なく素晴らしいですね。主人公はちょっとココロを閉ざしかけている30半ばの独身、貯金&彼氏なしの「詩葉(ことは)」がガレットとクレープのお店で働きながら、少しずつ自分を変えていくお話になります。店主はなぜか赤髪の「多鶴」さんで、人と接するトキの距離感、スタンスが絶妙です。ガレットやクレープ、食べたくなりますね。

  • aoringo

    下町にあるガレットとクレープのお店。美味しいブルターニュの料理を振る舞うのは真っ赤な髪をした素敵な女性。でもそのしっかりとした強さは、これまでの人生で培ってきたものがあるからこそ。舌鼓を打つ常連さん達もみんな大人だけど色々悩む事もある。そんな時はその人のためだけに焼いたガレットを食べて元気をチャージしたい。大人でも悩んでいいんだと勇気をもらえた。

  • ひさか

    2023年8月角川ハルキ事務所刊。書き下ろし。5つの連作短編。人とうまく馴染めない35歳の詩葉。千駄木の路地奥のガレットとクレープの店ポルトボヌールと赤い髪の店主多鶴さん。というワクワクする設定で語られる、後悔しなくてもいいし、何をやってもいいんだよというお話はすんなり共感できます。少し尖ったところもありましたが、ブルターニュの話も興味深く、ガレットが食べたくなりました。

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