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一九四五年夏 最後の日ソ戦 中公文庫

中山隆志

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122072855
ISBN 10 : 4122072859
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1945年8月15日、ポツダム宣言を受諾し武装解除を進める日本軍にソ連軍が襲い掛かった。千島・樺太への進攻が新たに開始されたのだ!本書は日ソ双方の戦争史料を徹底収集し、最後の日ソ戦に至る経緯と孤軍奮闘した守備隊の知られざる戦いを活写。戦闘の全貌を明らかにし、北方領土問題の根幹に迫る。

目次 : 第1章 ソ連参戦にいたる日ソ関係とソ連の対日戦準備(スターリンの秘めたる参戦意志/ 参戦意志の明確化と参戦準備着手 ほか)/ 第2章 樺太、千島方面の日本の防衛準備(前史―第二次世界大戦前/ 第二次世界大戦開戦ころからアッツ島失陥前後まで ほか)/ 第3章 樺太における対ソ戦(彼我の態勢、計画/ 国境方面の戦闘 ほか)/ 第4章 千島における対ソ戦とソ連軍の進出(彼我の態勢、計画/ 占守島における戦闘 ほか)/ 終章 樺太、千島方面の戦いの意味

【著者紹介】
中山隆志 : 1934(昭和9)年、朝鮮大邱生まれ。防衛大学校土木工学科卒。陸上自衛隊幹部学校指揮幕僚課程および幹部高級課程修了。第七師団、第一師団、防衛庁長官官房勤務。陸上自衛隊幹部学校教官、第八施設群長、防衛研究所所員などを経て、幹部学校戦史教官室長で陸上自衛退を退官(陸将補)。91年より防衛大学校教授。専攻は戦略論、近代日本戦争史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 鐵太郎

    太平洋戦争末期から8月15日を経た日々の中で、ソ連は日本への参戦を宣言し、日ソ中立条約を無視して満洲、樺太、千島方面に攻勢をかけます。その背信の結果起きた惨劇と悲劇は、日本の戦後史に長く傷跡を残しました。この本は、ソ連側の戦争詳報などを元に今まで日本の史学会では顧みられなかった軍事史的な側面を中心にあの戦いとその顛末を描いたもの。北海道を分割してそこまで国境線をのばそうとしたスターリンの思惑を打ち砕いたのは、一時は停戦を命じられ従容として武器をおいた日本軍兵士の無駄かもしれない抗戦だったとは。歴史は重い。

  • たけふじ

    南樺太と千島を占領することで「今後両者が大洋よりソ連を隔離することなく、ソ連邦の大洋に至る直接連絡路となり、日本の侵略に対する我が国の防衛基地となることを意味する」(p254)。このスターリンの野望のために、一体どれだけの命が失われたのか。日本兵、ソ連兵だけではない。地上戦の舞台になった樺太では、真岡で1000人、恵須取で190人、豊原で100人と大勢の民間人の命が失われた。樺太や北方領土の出身者が「私たちの戦争は8月15日から始まった」というのは、まさにその通りだと思う。

  • シャリバン

    終戦前後の樺太千島へのソ連軍の侵攻を克明に記載。日本、ソビエト双方の相当量の記録証言を調べたことだと想像される。そこまでしてこの作者が伝えたかった事は十分に胸に刻まれた。この時代に生きた方々、この最後の日ソ戦で命を失くされた方に心からご冥福をお祈り申し上げます。今日の日本があるのは、この方々の命を賭した犠牲の上に成り立っているものと思います。守り伝えなければならない。

  • くらーく

    復刊だそうで、興味深く読みました。解説を読んでから、まえがき、終章を読み、その後に時系列に従って。やはり、ロシアのウクライナ侵攻で、この本の重要性がクローズアップされたのでしょうな。 まあ、一言で言えば、露○(最近ではヘイムクライムと言われるらしいので一応伏字)は糞だって事だな。今までも分かっていたけど、改めて樺太、千島列島への侵攻を読めば、戦う気が無い相手にこの程度かいな、と思いつつも、侵略していく工程が、なんとも下品と言うか卑しいと言うか。 ソ連が日本に行った事実は知っておきたい、日本人はいつまでも。

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