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雷のあとに 文研じゅべにーる

中山聖子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784580823907
ISBN 10 : 4580823907
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • はる

    とても繊細な物語。主人公の少女の心の揺れが丁寧な筆致で描かれた素敵なお話。母親は自分より兄のほうが大事。親友は転校生に取られてしまう。つらい…。自分の存在意義に悩む少女だが、周りの人たちもまた、それぞれが悩み苦しみ、一生懸命生きていることが分かってくる。短い物語だけれど印象的な場面が多かった。ラストの親友とのやりとりの場面が好き。

  • モモ

    小学5年生の睦子は自分の名前が気に入らない。母に聞いた名前の由来が3歳上の兄と仲良く育ってほしいからと言われたからだ。なんでも兄優先の母に悲しい思いを抱く睦子。母はいつもピリピリして、くじけやすい。そんな母と向かい合う兄妹。子どもが母を良い意味であきらめ、暮らしていく。なんだか私も、この母に当てはまるところがある気がして身につまされた。つい上の子ばかりに目がいくこともある。一人一人大切に、明るく、たくましく子どもに接していきたい。中山聖子さんの本は、いつも心に寄り添ってくれる話が多くて好きだ。

  • izw

    5年生の睦子という地味な名前の女の子が主人公、兄との関係、母親、父親、叔父さんとの関係、友達との関係が、微妙で、葛藤、心理描写がおもしろい。児童書ではあるけど、大人としても読みごたえがある作品だと思う。

  • はなびや

    『この景色をさがして』を読んだ時にもそう思ったが、本当に繊細な子どもの気持ちを丁寧に描く作家さん。この作品にも身近な人の死が描かれている。中山さんが描く風景は、私が子どもの時に見た風景と近似している。愚痴を長電話で話す母親の姿や、友だち関係が微妙に変わっていきことなど。地縁・血縁の濃い地方都市で生活する息苦しさ。丁寧な子どもの描写には、岩瀬成子さんにも通じるものを感じた。

  • びすけっと

    2020年1月刊。図書館新刊の棚での出会い本。あれ?と思って開いたら、そうそう「べんり屋、寺岡」シリーズの作者さんの作品でした。自分は母に認められていない、通う学校でも居心地があまりよくない・・・。自分の立ち位置に困り、もがくことがありますが、近いところに護ってくれる人っているのですよ。この作品では伯父ばかりではなく、兄、父もそうなのではないかなと感じました。児童書ですが、かなり深い内容と思う一冊です。

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