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ISBN 10 : 447803947X
Content Description
メタボ健診を受けていれば長生きできる、テレビを見せる子どもの学力が下がる、偏差値の高い大学へ行けば収入が上がる。そう言われて、否定する人はほとんどいないだろう。しかし、経済学の有力な研究はこれらをすべて否定している。本書で紹介する「因果関係を証明する方法」がわかれば、「根拠のない通説」にだまされなくなる。
目次 : 第1章 根拠のない通説にだまされないために―「因果推論」の根底にある考えかた/ 第2章 メタボ健診を受けていれば長生きできるのか―因果推論の理想形「ランダム化比較試験」/ 第3章 男性医師は女性医師より優れているのか―たまたま起きた実験のような状況を利用する「自然実験」/ 第4章 認可保育所を増やせば母親は就業するのか―「トレンド」を取り除く「差の差分析」/ 第5章 テレビを見せると子どもの学力は下がるのか―第3の変数を利用する「操作変数法」/ 第6章 勉強ができる友人と付き合うと学力は上がるのか―「ジャンプ」に注目する「回帰不連続デザイン」/ 第7章 偏差値の高い大学に行けば収入は上がるのか―似た者同士の組み合わせを作る「マッチング法」/ 第8章 ありもののデータを分析しやすい「回帰分析」
【著者紹介】
中室牧子 : 慶應義塾大学総合政策学部准教授。慶應義塾大学環境情報学部卒業後、日本銀行、世界銀行、東北大学を経て現職。コロンビア大学公共政策大学院にてMPA(公共政策学修士号)、コロンビア大学で教育経済学のPh.D.取得。専門は教育経済学。著書にビジネス書大賞2016準大賞を受賞した『「学力」の経済学』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
津川友介 : ハーバード公衆衛生大学院リサーチアソシエイト。東北大学医学部卒業後、聖路加国際病院、ベス・イスラエル・ディーコネス・メディカル・センター(ハーバード大学医学部付属病院)、世界銀行を経て現職。ハーバード公衆衛生大学院にてMPH(公衆衛生学修士号)、ハーバード大学で医療政策学のPh.D.取得。専門は医療政策学、医療経済学。ブログ「医療政策学×医療経済学」で医療に関するエビデンスを発信している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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投稿日:2021/04/11 (日)
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