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子どもと女性のくらしと貧困 支援の言葉を聞きに行く

中塚久美子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784780313222
ISBN 10 : 4780313228
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

子どもや女性の貧困に向き合い、当事者に伴走を続けている大阪の2人の女性に焦点をあて、支援や寄り添いの在り方を考える。

【著者紹介】
中塚久美子 : 1971年生まれ。1998年に朝日新聞の記者になり、2014年から専門記者(子ども、貧困)。貧困ジャーナリズム賞(2010年)、取材班で2016年坂田記念ジャーナリズム賞など受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • とよぽん

    サブタイトルが「支援」のことばを聞きに行く・・・。幼い子どもを連れて、夫のDVから身一つで逃げてきた女性に食事と居場所を提供して、安心と安全を確保する。そして、新しい生活を始めるために生活保護を申請したり、住居や就労、保育所などを探したりする。大阪の支援の例が特に印象に残った。また、夫婦で働いていても、自営業と非正規職員といった働き方では経済的に厳しいという。根本的な解決策はないのかと考えてしまう。

  • kitten

    図書館本。タイトル通り、女性と子どもの貧困を、支援する人たちの取材を通して語っている。ハッキリ、辛い。なんでこんなクソ男ばっかりおるねん?と思う。ウチは恵まれた環境なんだなあ、と。まずは、貧困をなくそう。それでも、以前に比べればまだマシかも知れないが、世論の風当たりは逆にキツくなってる気がするぞ。堂々と生活保護受給しようよ。

  • そのとき

    まずはリアルなドラマが語られる。中盤で実務的専門的な話、最後にデータを示す。この構造もよかったし、全体がとても読みやすい。内容については、事実が人物をイメージできる具体性を持って語られるので、わかりやすい。団体やキーパーソンは実名で登場するので、ネット検索して周辺情報を拾うことも可能。大阪ではここまでやっているのかと、それを知ることができた。

  • Humbaba

    普通の生活をしたい。それは当たり前ではあるもののなかなか難しいことでもある。何をもって普通とするかも人によって違っているが、少なくともそれから明らかに離れているというものはよくある。しかし、一度生活が定着してしまえばそこから抜け出すことは容易なことではないし、自分一人では無理なことが多い。だからこそ支援が必要ではあるが、それもよく考えてやらないとただの独りよがりになりかねない。

  • Think

    支援され応援されなければ、人は自己を回復できないという本。何なら自分で自分の境遇や振る舞いを至らない、愚かだと思っているのに、貧困や困難から脱しようと努力すればするほど、他人から過去の愚かしさを散々指摘されたり、制度の枠におさまらないことで助勢されない立場だと突き放されてしまって、あきらめてしまう人たちを少しでも減らそうという活動をしている人たちの本です。批評する人たちがいるなら応援するだけの立場の人たちがいてもいい、誰もが他人に対して批評家である必要はないということが書いてあります。読んでよかった本です

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