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ISBN 10 : 4635049825
Content Description
生物が知的であるとは、どういうことなのか?単細胞生物の粘菌は、脳も神経系もないが、迷路の最短経路を探し出し、人間社会の交通網にそっくりのネットワークを作り上げる。「ややこしく困難な状況でも、生き抜くための行動がとれること」知性をこう捉えると、粘菌でさえ状況に応じた知的と思える行動をとるのだ。こうした行動が、どのように生み出されるのか。私たち多細胞生物にもつながる「知的なるものの原型」を探る。
目次 : 第1章 単細胞の情報処理/ 第2章 粘菌とはどんな生きもの?/ 第3章 粘菌が迷路を解く/ 第4章 危険度を最小にする粘菌の解法/ 第5章 両立が難しい目的をバランスさせる粘菌の能力/ 第6章 時間記憶のからくり/ 第7章 迷い、選択、個性/ 第8章 粘菌の知性、ヒトの知性
【著者紹介】
中垣俊之 : 1963年愛知県生まれ。北海道大学電子科学研究所教授。粘菌をはじめ、単細胞生物の知性を研究する。北海道大学薬学研究科修士課程修了後、製薬企業勤務を経て、名古屋大学人間情報学研究科博士課程修了。理化学研究所基礎科学特別研究員、北海道大学電子科学研究所准教授、公立はこだて未来大学システム情報科学部教授を経て2013年より現職。2017〜2020年北海道大学電子科学研究所所長。2008年、2010年にイグ・ノーベル賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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